ほほ笑みみうつ病って知ってますか？

訪問頂きありがとうございます。

一年の中で一番寒いこの時期は、

心身ともに体調のバランスがくずれやすい時期です。

皆さん、今、身体も心も体調はどうでしょうか？

仕事の方、学生の方、療養している方、

いろいろな立場の方がおられますが、

少しでも心も体も苦しみが少ないことを願います。

うつ状態、うつ病は脳の病気で、

神経伝達物質だったり脳の中の病気が原因で、

心身に症状が現れ、感情にも影響を受け、

最悪命を失ってしまうおそろしい病気です。

皆さん、うつやうつ病だと聞くと、

ずっと落ち込んでいる、

涙が止まらなくなる、

希死念慮がある、

常に暗い表情をしている

お風呂にもトイレにも行くのが大変で、仕事に行けない

朝が起きれない、、、、

などなどこういったイメージが強くあるのではないかと思います。

しかし、病気には同じ病気でもいろいろな症状があるように、

「ほほ笑みうつ病」というものがあります。

これは、名前の通り、

笑うことができるうつ病ですが、

それは人前で気遣われないように必死で振る舞い、

一人の時はうつ状態になってしまう、

とても気づかれにくい病気です。

実際にこの場合、

本人が辛くても笑えることができているから、と

受診が遅れ、症状が進行してしまい、

気が付いた時には重症化してしまうというようなものです。

潜伏期間が長く、自分でも気づかないうちに進行してしまうものです。

周りからはとても気づかれにくい為、

前日まで笑って対応できていたのに、

いきなり消えるように休職したり、

退職したりしてしまう為、

手遅れになってから周りも気づくことが多いものです。

私はどちらかというと、このタイプに似た部分がありました。

ストレスの原因の人には全くそういった態度はとれず、

萎縮して、話しかけるのも

必死で、苦しい日々でしたが、

幸いにもそれ以外の同僚は優しい人がばかりでした。

なら相談できたんじゃないか？と思いがちですが、

当時は感覚が麻痺していて、自分が全て悪いからこそ、

周りに気遣われるわけにはいかない、

努力は自分でしないといけない、

愚痴なんて、相談なんて、私が悪いのにしていいわけがない、という

認知のゆがみ状態、まさにうつの典型的な症状が出ていたんですね。

だから相談できず、

私はずっと原因の方以外の同僚や利用者さんに対しては

まるで笑顔の仮面をかぶり、女優のように、

元気な自分を装い、演じていました。

最後のその日まで。

一人の時は、苦しくて、生きるのが苦しくて、

でも仕事に行かないわけにはいかなくて、

それ以外の選択肢は死しか救済がないと思い込んでいました。

何度も衝動を抑えながら必死でした。

うつは、早く受診すればするほど早く改善します。治ります。

でも遅くなればなるほど、苦しみも続き、

考え方がどんどん極端で自分を苦しめる考え方しかできなくなるんです。

ミスをするのも、

自分が嫌になってしまうのも、

自分のせいだと苦しむのも全て、

うつによる脳の神経伝達のエラーがそうさせてしまうんです。

全ての状態がうつとはいえず、

違う病気も隠れているかもしれないからこそ、

早く受診をしましょう。

初診予約は時間がかかるからこそ、

動けるうちに、

しんどいと感じたら早めに受診、気軽に受診、

ぐらいがちょうどいいんです。

私はうつのせいで、

たくさんのものを失いましたが、

この経験のおかげで

言葉の重み、

相手の心を知ろうとする姿勢の大切さ、

考え方が違うからこそ歩み寄り、思いやることの大切さ

私が見えていなかっただけで、

手を差し伸べてくれる人たちがいることを

知ることができました。

こう言っていますが、

まだまだ調子が悪い時に特に思います。

あの人が私の人生を壊した

私は人生を壊されたのに、あの人は今も変わらない日常を送っている。

悔しい、憎い、苦しい。

そして事実を知らない同僚の皆には、

ただ私が勝手に自滅したと思われるのか。と。

こんな黒い感情を抱いても、

憎んでも、

過去には戻れないし、

前の私は戻ってきません。

まだまだ治療のさなかにはいますが、

同じように苦しんでいる方々、

苦しんでいる方を見守っている方々、

自分は元気でならないだろうと思っている方々、

全ての人に、伝えたいことは、

どんな人でもどんなに前向きな人でも

うつなどなりうる可能性があり、

これは脳の病気であり、

その人自身に問題があるわけではないということです。

そして、

適切な治療を始めれば、

時間はかかっても少しずつでも良くなる可能性が十分あるということ。

「死」だけが救済じゃないかもしれないということ。

私はこんな病気になりたくなかったです。

だけど、なったからには

こういったように読んでくださる方に伝え続けることで、

どうか、同じように苦しむ方が一人でも減ってほしいです。

完全に理解はできなくても、受け止めることはできるはず。

何を言ってるんだ、と思われるかもしれませんが、

いつか一人でも多くの人に伝わり、正しい認識が広がることを願っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

サービスをのせていますが、

これもあくまで数ある選択肢の一つです。

大切なのは、

一人で抱え込まないこと。

吐き出せる場所に吐き出すこと。

それでも一人でくるしくて、

どうしようもない場合、

メッセージだけでもいいです。

お気軽にメッセージいただけたらと思います。