運動会に向かう子供お姿を、だれがどうやって評価するか?
これは難しい(-_-;)
中・高学年は、事前の係活動や応援団活動で、ばらばら・・・
担当教員もたくさんいます
学校によっては、運動会後、係の教員が目立った子供の姿を記載して提出する方法もありますが、
目立つ子はいつも同じだし、
教員同士で評価基準を明確にしていることはあまりありません
「特別活動」伝搬で言えることですが、クラブ活動や委員会活動、そして運動会等の大きな行事での評価は、信用性・妥当性が低い・・・
特活の文科省委嘱の場合ならともかく、普通の学校では・・・
ということで、どうしてきたか、事例をご紹介します
この方法、成果があります💘
① 子ども同士で(学年集会が望ましい)話す機会を設定する
運動会に向けて、どんな姿が〇年生としてかっこいいか
例えばスローガンが「協力して」とすれば…
T:4年生ならどうするといいのかなあ
C:応援練習の時は、応援団の言うことが分かって、ちゃんとやる
T:いい意見ですね 「ちゃんと」とは、例えばどうするの
C2:よく聞いていて、すぐする
C3:大きな声で応援する
C4:身振りも大きくする
T:いいねえ わかりやすい!!
1-3年とは、もう違うから、
① 応援団の指示をよく聞いて
② すぐする
③ 大きな声で、
④ 大きな身振りでする
ことが 「ちゃんとしている4年生」になるんだね いいね💘
C5:もっとあるよ
1-3年生で ぼやりしていたり 分かっていないような子がいた
りしたら 教える
C6:賛成 来年からは高学年だから やれる人は今年から・・・
このような話は、15分もすれば十分です
先生主導で構いません
8つくらいの「具体的な姿」を出し合います
子どもたち自身が考える4年生としても運動会への参画意識を醸成するのです💘
そして、友達のよい姿を見つけたら 「今のいいねえ💚」とすぐに称えたり、近くの先生にも伝えてください…と言います
相互評価を促すのです
主体的で対話的な学びの素地づくりです
加えて、こう伝えます
「友達の素晴らしい成長の姿を見つけた君たちも、素晴らしい4年生です」
「1-3年までは、人のことなど気にかけられない学年でした
しかし、10歳前後には、相手意識という心がぐんぐん育つ時期です
相手の須賀らしい行動に気づくことは、その人自身がぐんと成長している証
拠です
あなた自身の成長も、先生に伝えてくださいね」
中学年は、自己中心性から相手意識が育つ時期です
だからこそ、あえて、このように促すのです
「主体的で対話的な学び」とは、こういう言葉がけで育つのです💘
さあ、明日からまた一週間
だまされたと思ってやってみてください
先生が一方的に評価する時代は、とうに終わっています