「判断力」って、どんなこと?

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学び
指導要領には、「主体的に・・・」「思考力・判断力・表現力」「知識・技能」に分かれて、伸ばしていくようにとあります
初任の先生方には、違和感がないと思いますが、教員をしばらくやっている先生には、「判断力」に違和感があると思います
前回までの算数科でも使ってきた用語なので、少し実践を交えて説明します

1 思考力
文字通り考える力です
以前、つまり判断力を打ち出していなかった頃は、「自分で考え⇒発表する」がスタンダードでした
今は、この次に判断力が入ります

2 判断力
他人の考えを聞いたり、エビデンスとなる資料を読んだりしながら、
比較したり、補足したりして、
自分の考えに広がりや深まりを持たせていく力です
「自分(なり)の考え」をはじめから持つことができる子供ばかりとは限りません
そのため、このようなステップを踏みます
友達の考えを聞いて、自分の意見とすることは、ずるい考えではありません
「この考え方は同感できると判断して」自分の考えに取り込んで良いんです
考えを「広げたり、深めたりした」と、評価します
例えば、算数科(前回紹介した4年)で、初めは自分一人では一つも考えられなかったけれど、友達の考え①を聞いたら、その通りだと思った
=同じ考えだ=共感できた⇒これを「判断した」と評価します

今は、交流して他人の考えを受け入れながら自分の考えを作り上げていく時代です

3 表現力
言葉ばかりではなく、算数ならば、図表やグラフ、リボン図や数直線、図形の操作等々も表現力です

以前は、思考力⇒表現力でした
今は、間に判断力が入った有用性をおわかりいただけたことと思います
このような授業展開を心がけたいと思います


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