ご自分の考えを生かして「守」から「破・離」へ (^^♪

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昨日お話しした、「指導書の板書計画を真似してみましょう」をひと単元やってみると、後は自分なりに工夫してできるようになります
児童のレディネスも異なりますし、「思考力・判断力。表現力」も違います
東京書籍「4年新しい算数」p49です
同じ教科書をお使いの場合は見てください
今回はそれらを考慮した「破」の授業例を紹介します

めあては、「帯分数の計算の方法を考えて、図と式で説明しよう」としました
指導書では、目標:~を考え、説明することができる 
         =思考・判断・表現の目標です
指導計画の板書例は、めあて:~の計算の仕方を考えましょう 
         =思考・判断・表現の目標ですが、文末を見てください
          「考えましょう」ですね
          私の場合は、「考えて、図と式で説明しよう」としています
これには、訳があります
私の学校では、習熟度別コースで指導をしています
今回は、「良く分かるコース:こんな露骨な名称ではありません」を担当しました
この集団に来る児童には、2種類あります
  ① 教えられた」方法で、サクサクできる児童
  ② 柔軟な思考を持ち、多様な考えを出す児童
①の児童は、押しあられたことの暗記と応用はうまいのですが、自分で考えることが得意ではない児童が多い
②の児童は、素晴らしい発想ができるのですが、」それを表現するのが苦手

そのために、このチコースには特に、「思考力・判断力・表現力」を培うための時間を増やします
限られた単元時数ですから、やりくり=時間配分調整はします
他のコースとの単元時数は揃えます
さて、ここでは、考え方①と考え方⓶が出るようにしていきました
但し、「支援」は必要です
図を見てください
整数(青字)と小数(小数)の間が、縦に揃えてありますね
図は、ひっ算のように縦にも揃えてあります
この支援をするだけで、図示が格段に見やすなります

次に、机間巡視をしていきます
1つでもいいから自分なりの考えを書いた児童には、ノートに💮をつけます
そして、板書を促します(初めのころは、キャーキャー言いますが、慣れてくると、やりたい子がどっと増えます)
そして、その板書を差しながら児童が説明していきます
P49は時間がかかりますが、p50はp49と同じなので時間は半分で終わります
8教時めの後半で、P49③-① とp50の④-①を使って、「考え方①考え方⓶と同じく、図と式で説明する時間を個別に取ります

授業を見ていただいたり、指導(案)実践報告を見ていただければ一目瞭然なのです

次回は、算数科における「思考力・判断力・表現力」について、実践を交えてご紹介します      
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