自分を愛せない人へ。「無理して自分を愛する必要なんてない。押し付けるような言葉に傷つくな」自分を愛せない人へ。「無理して自分を愛する必要なんてない。押し付けるような言葉に傷つくな」

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自分を愛せない人へ。「無理して自分を愛する必要なんてない。押し付けるような言葉に傷つくな」


昨今あちこちで見かける言葉でとても引っかかっているものがある。

「自分を愛しなさい」
「自分を愛せなければ他人を愛せない」

そもそも、だ。
なぜ、命令されなければならないのだ、とひねくれた私は思うのだが。

その人の人生を知りもせず、押し付けるような言葉を投げかけて、その人の傷を抉る。

そんな言葉に傷ついた人が、ボロボロになって、カウンセラーの所へ泣きながら行くんだ。

「愛を知らない人だっている」
「愛をもらった事がない人だっている」

そんな簡単な前提を無視してはならないと思うんだよね。

だから、「自分を愛せないのは悪い事だ」なんて思わないで欲しい。
そんな言葉で傷ついて、痛い思いをすることはあなたの幸せには繋がらない。

だから、私はあまり「自分を愛するべきだ」という言葉を使う事はない。
もし似たような言葉を使う事があったとしても、それに対しての補足は、普段の言葉の倍以上に伝えている。

しかし、これは言えるんだ。

「誰にでも幸せになる権利はある」
「あなただって幸せになる権利はある」

それは、自分を愛する愛さないの話ではなく、
あなたがただただ「幸せだと思う瞬間」を沢山体験する事にある。
それに「許可」なんて必要ない。
あなたがそうしよう、と思うことが大切なだけだ。

それが難しいなら少しずつ、小さな幸せを探せば良いと思う。

「ささやかな幸せを探す事で、前向きになれる瞬間は増える」


今日の空、今日の風、寒いと思う事、暑いと思うことで、
今ここに存在していることを再確認する事や、
横断歩道の白線だけを踏んで渡る、そんなささやかな事を成し遂げた達成感でもいい。

それが感じる事ができた、達成できた自分に対して小さなガッツポーズを取るだけでいい。

小さな幸せすら忘れてしまうような日々にいるから辛いのだから、
小さな幸せを見つけるという事を意識するだけでもだいぶ心持ちが変わってくると思うんだ。

「飛び立とうと頑張る、傷だらけの羽根を持つ人たち」


傷付きやすい人は、一見ポジティブに見える言葉にとても傷つく。
それが出来ていない自分に嫌悪感を持つ。
その枠にはまれていない自分に傷つく。

ボロボロになった羽根で飛び立とうと頑張っている所に、
また更に傷をつけられ、飛べないようにされてしまう感覚は、
味わった人にしか分からないのかもしれない。

そんな人達が、必死にもがいている姿を私はたくさん見てきたよ。

愛を知らなくても、人を愛そうとしてもがいている人、
自分の考え方を変えようと頑張っている人、
生き方を変えたいのに変えられないと嘆く人、
今の自分じゃダメなんだ、とずっと苦悩する人。

でも、そんな人達はとても美しく、尊い。
そうして、それだけではなく皆優しいんだよ。

痛みを知る人は、同じ痛みを人に与えないようにすることで、また更に自分を傷つける。

そんな人をたくさん見てきたんだ。

なぜ、そんな人達に、またそんな言葉をぶつけるんだ。
なぜ、上からそんな言葉を投げつけるのだ。
なぜ、同じ目線に立とうとしないのだ。

私にはどうしても分からない。

私は、自ら死を選ぼうとした事がある人間だ。
霊能者が尊いなんてそんな事はない。
死を否定するなんてそんな事もない。
同じように傷つき、生きている。

だからこそ、私はそんな人に、一人でも多く向き合いたいと思っている。
だから私は言い続けるよ。

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