何でもこいに得意なし、とは良く言ったもので

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職場などで、「便利屋」なんていわれている人、いませんか?
そう、何でも器用にこなしてしまうので、困ったらすぐに頼られるタイプの存在ですね。
器用ではありませんが(自信もって言い切れるぞ!)、実は退職前の職場では、まさにこの「便利屋」扱いされていました。
商品を撮影したけど、色味がおかしい→あいつに頼めばよい
ブログの運営ってどうすれば?→あいつが出来るらしいから頼んでしまえ
デザイナーのスケジュールが一杯だ→あいつは元デザイン部だし、やらせろ
Excel使ってデータ入力出来ない→あいつは元キーパンチャーだから、頼め
…と言った具合でした。
いや、頼られるのは嬉しいんですが、本来の仕事にプラスしてこれをこなすのは難しいんですよ。
しかも、あいつらと来たら口々に「急ぎだから」「今日中だから」と、こっちの都合なんてガン無視なんです…毎回、それは無理だって断るんですがね…。

まぁ、元々ワタシはDTP系を中心にあちこち渡り歩いてきたので、多少なら知識もあります。
また、趣味の範囲であれば、自慢にもなりませんが動画も作れるし文章も書けます。イラストも描くし、なんなら演技付きの朗読だって出来るし、曲だって作れますし、歌も歌えます(何故かプロ養成のコースにいました(爆))。
でも、これは、あくまで趣味の範囲です。プロ仕様を求められても困る状況。

仕事の上での知識も、所詮は長い間の経験からくる「ちょっとした」知識の積み重ね程度ですし、趣味の範囲に関しては完全に独学なので、偉そうに「出来ますよ、やらせて下さい」なんて、言えた立場ではありません。
しかも、全部が全部「得意」って訳でもなければ「上手い」と言う訳でも無いんです。
専門職の方が、しっかり出来るに決まっているじゃないですか…と、たまに頼んできた相手に文句を言った事もあります。
結局、ワタシはただただ「出来る」だけだからね、と。

だから、必死に仕上げて上司に見せると「この程度かよ」と無茶苦茶文句を言ってくるという、なんとも言えない状態になる事もしばしばありました。
前もって「単に出来るだけで、専門職ほど上手い訳じゃないんです」と説明した上で、受けた仕事だけになんともはや。
ワタシは、ピンチヒッターでヘルパーなのであって、メイン職じゃないって何度説明したら…と、やり場の無い怒りにプルプルしていました(苦笑)。

ココナラや、いくつかのクラウドワーキングのサイトでも、ライティング・イラストと関連性があるのかないのか判らない様な感じで「お仕事」として登録していますが、改めて考えてみると、元「何でも屋」だったので、これだけ!と言う事が出来なくなってるな、なんて苦笑いしています。
ワタシにしか出来ない事、ワタシが得意なのは何だろう…?
色々なお仕事を依頼して頂いたり、個人的にあれこれやっていて、そこから、そんな「メイン」を探すのも、こういったお仕事を受けていく中での、有る意味「課題」だよなぁと、最近は考えていたりするのですよ。

「何でもこいに得意なし」を「どうせ、そうなんだろ?」じゃなくて、得意では無いけど、ちゃんと出来るよ、と言い張れる位には、な…なりたいですね(^^;;
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