わたしが経験したつわりのおはなし

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コラム
助産師である私自身が経験したつわりのおはなしです。
「つわり つらい」「つわり いつまで」「つわり いつ終わる」などと、知っているのに何度も調べた毎日でした。
今つらいと思っている妊婦さん、支えている家族の方に届きますように!!!!

わたしのつわり

1.食の好みが変わる
妊娠6週~7週から、なんとなく食の好みの変化はありました。
お肉・お魚は進まない。大好きだった白米も、なんかあんまり食べたくない・・・といった感じでした。

2.吐きそうになり、オエッとえずく。でも吐かない。
妊娠8週に入ると、寝起きや空腹時にえずくように。でも何も出ない。
えずく回数は日に日に増え、多いと10分に1回吐きそうになってました。でも吐けず、それはそれでなんだか苦しかったです。

3.行きつけのスーパーの総菜コーナーのにおいにやられる
これは妊娠7週頃から。いつも行くスーパー、総菜コーナーは入口から見て反対側の一番奥にあるのですが、スーパーに足を踏み入れた途端、総菜のにおいが漂ってきてオエッと。
つわりが終わってから同じスーパーに行ってもそんなに匂いは気にならなかったので、嗅覚も敏感になっていたのだと思います。

4.ついに何も食べられない、飲めない
妊娠9週中盤までは、パン1個とか小さい春雨スープ、こんにゃくゼリーやグミ、ビスケットなどが食べられていました。
それがある日突然、何も受け付けなくなりました。何を食べても変な味がする、気がする。お水もおいしくない、お茶もジュースもだめでした。

5.点滴してもらう
さすがに水分もとれていないし、脱水や食べていないことによる低血糖でさらに具合が悪くなる悪循環でしたので、水分やカロリー、ビタミンの入った点滴を数日してもらいました。
点滴のあとはあら不思議、少し楽。少し食べられる。

6.少しずつ食べられるようになる
11週に入ったころから、少しずつ食べられるようになりました。
温かい白米、生野菜、お肉、お魚はだめでしたが、こんにゃくゼリー、パン、生野菜の入っていないサンドイッチ、ナポリタンなんかもいけました。あと意外と、水まんじゅうや水ようかんが食べやすかったです。

7.食べられるようになり調子に乗り、逆戻り
少しずつ食べられるものが増え、なんだか調子いいぞ!と妊娠前に食べていたくらいの量を食べた日。ぶり返してしまいました。
胃のキャパ、すんごい小さくなっちゃった?というわけで、普段の量の半分でおなかいっぱい、それ以上だと気持ち悪くなるように。

8.これは完全に何もない!つわり終わった!
妊娠15週。オエッもなくなり、白米・お肉・お魚・生野菜どんとこい!
なんでもおいしく食べられるようになりました。


つわりは本当に人それぞれですが、つらいと思うのはみんな同じです。
助産師をしていて、重症妊娠悪阻で30週近くまでずっと入院し点滴していた方も見たことがあります。
生むまでの妊娠期間ずーーーっと気持ち悪かった方も何人もいました。
私の場合、そのような方と比べてしまえばあっという間に終わって、症状も軽かった方だとは思います。
でも、つらかった。そして頑張った!
重いからつらくて大変だった、軽かったからいいね、なんて簡単に比較できるものじゃありません。
妊娠も出産も、つわりだって十人十色。みんなそれぞれつらいです。
つわりの方が周りにいましたら、どうぞ優しく見守ってください。
くれぐれも、「軽く済んでよかったね!!」なんて言わないようにしてくださいね。
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