警察官、消防士、市の職員、自衛隊・・・。
公務員と呼ばれる仕事は、実にたくさんあります。
一般的には公務員はクビになりにくく、定年まで働く方が多いとされます。
ただ、中には転職をしたいと相談に来られる方もいらっしゃいます。
はたして、公務員は転職できるのでしょうか?
結論としては、民間企業から民間企業へ転職する方と比べて、ハードルは高くなる傾向にあります。
なぜでしょうか?
また、どのような人が転職に成功するのでしょうか?
【公務員が転職しにくい理由】
理由は大きく分けて次の2つです。
1, なぜ転職をするのか、理由が気になるから。
2, 売上を出したことがないから。
では、これらを少し紐解いていきましょう。
「1」 について
冒頭に述べたように、公務員は定年退職まで働く人が多いと一般的に考えられています。
そもそも公務員として働きたいという人は、そういう考えをお持ちの方が多いです。
そのため、なぜ転職をしたくなったのかが採用サイドからすると非常に気になってしまうのです。
犯罪に近いことをやった?
うつ病?
職場の人間関係?
いずれにしても、前向きな理由で転職をしたそうではありません。
採用する側(企業)としては、やっぱり前向きな人と一緒に働きたいですからね。
やはりハードルが高くなります。
「2」 について
公務員は一般的に使わねばならない予算があり、その予算を使い切らなければなりません。
これは民間企業では考えられないことです。
民間企業も予算はありますが、こちらは獲得するための予算です。
目標売上、というものです。
公務員は予算を使い切らなければならない。
民間企業は予算を獲得しなければならない。
この違いが、仕事上の行動パターンに大きな影響を与えるのです。
そのため、余程良い人でないと採用しない、という民間企業は多いのです。
【どのような人が転職できるのか】
では、どのような人が転職しやすいのでしょうか?
簡単ではありますが、私の今までのケースでお答えします。
転職しやすい公務員:自衛隊
自衛隊は比較的転職しやすいようです。
理由は、体力や根性がある、何かとたくさん資格を取得しているから、といったところです。
転職しやすい職種:特殊スキルがある人
例えば「積算業務を行っていた」「専門的な分野、法律に詳しい」など、民間でも流用できる経験をお持ちの方は転職しやすいです。
建設業法に詳しい方なども該当します。
以上です。
やはり民間企業で流用できるスキルを持つ人が、転職しやすいようです。