藤田真央氏の極上なモーツァルトを聴いて

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音声・音楽
これまで演奏を聴いてもそこまでピンと来ていなかったのですが、YouTubeで出会ったこの演奏動画を視聴して彼に対する興味度が跳ねあがりました。
特に9つの変奏曲(6:48~)がハンパなく良いです。
響きや場の支配力に関しては情報が足りないので特別なものを感じるわけではないのですが、デュナーミクやアゴーギク(音の強弱やテンポの表現)からきっとこの人はかなりモーツァルトと近い感性を持っているんじゃないかと直感的に思いました。この自分の感覚を確かめるべく、占星術データで藤田真央氏とモーツァルトの相性グラフを出してみたらこの形でした。
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案の定「調和」の高さが際立つグラフではあったのですが、細かく内容を見ていくと前回の務川氏やカントロフ氏で出た相性の良さとは少し雰囲気が違って、モーツァルトの火星だけが「衝突」と「異質」の値を上げる要素になっているという、なかなかめずらしいタイプの関係だったんですね。例えるなら、相性はいいはずなのにどういうわけかやたら喧嘩の多い親友?カップル?のような・・・笑 「調和」に至るまでには意外と苦労されたんじゃないかなと感じました。これは是非生で演奏を聴いて確かめてみたいものです。

上の演奏を聴いてもうひとつ思ったのは、モーツァルトのあの軽妙さを出せる彼にはプーランクの作品とも相性が良さそう合いそうだなと。とりあえずそちらも占星術データを見てみたらやっぱり調和が高く、しかもモーツァルトの場合とは違って喧嘩にもならない穏やかな関係のようです。あと、モシュコフスキーとも良さそうです。「異質」は高めなので折り合うまでには少し時間が掛かりそうではありますが、この「調和」の高さならレパートリーに加えないともったいなぁと個人的には思ったり。

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藤田真央氏と言えば、2019年のチャイコフスキー国際コンクールで2位になったことが大きなニュースになりましたね。せっかくの機会ですので、そのときの2次予選以降の選曲と各作曲家の相性も見ておきましょうか。

■RoundⅡ
A. Scriabin. Piano Sonata-Fantasy No. 2 in G-sharp minor, op.19
F. Chopin. Piano Sonata No. 3 in B minor, op. 58
S. Prokofiev. Piano Sonata No. 7 in B-flat major, op. 83
■RoundⅢ
P. Tchaikovsky. Piano Concerto No. 1 in B-flat minor, op. 23
S. Rachmaninoff. Piano Concerto No. 3 in D minor, op. 30



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スクリャービン、ラフマニノフ以外はなかなかハードな印象ですね。コンチェルトの選曲がプロコフィエフやショパンだったらますます厳しかったのかも?

そうそう。演奏を聴いてどう感情が反応するかも当然ながら演奏者とそれを聴く人との相性によって異なるわけで、自分が興味を持った演奏家や作曲家の占星術データを調べると大概共通点が見つかるんですよね。私の場合は個人天体に射手座を持つ音楽家が圧倒的に多いのですが、藤田氏も射手3つ持ちでした。ちなみに相性グラフではこんな感じ。
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藤田氏とモーツァルトの相性グラフと形がほぼ同じです。
火星の関係も良かったので喧嘩せずに聴けました。笑。

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