やってはいけないこと

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コラム
ある日、夜中に目が覚めた。薬を飲んでいて今まで目が覚めることはなかったのに・・・1階ではあの人が何かをしている。。
喉が渇いていたので、1階に下りて行った。あの人はパソコンに向かい何かをしている。いつものアダルトサイトだ。あの人をぼーっと見ていると
「俺が何を見ようが勝手だろうが。早く寝ろ。」そう言われて水を飲み
2階に上がろうとしたとき、私は震えた。隠してあったはずの通帳が開かれ、あの人は言った。「なんで、金貰ってんだ?毎月1万?母親に何て言って金もらってんだよ。」  「何かあった時の為にって・・」 「へぇー」

数日が過ぎ、いよいよ次女の高校入学式を迎える日がやってきた。
あの子が必死で頑張って入った高校。「怖くても入学式には出よう」
そう決めていた。前日、着ていくスーツを決め 次女の笑顔を思い浮かべた
「苦労させてるなあ・・母として、明日は笑顔いっぱいお祝いしよう。」
少し心が躍った。桜が満開だ。きっと素敵な入学式になる。

そこに次女がうつむき加減で部屋に入ってきた。
「どうしたの?」そう聞くと次女が小さな声で言った。
「パパが・・お姉ちゃんの持ち物、外に出してる・・・」
急いで玄関を開けた。長女の持ち物が乱雑に放り出されている
お風呂に入っていた あの人の所に駆け込んだ
「あれ何?どうしてそんなことするの?」
「は?俺に内緒で実家に預けるんだろ?今すぐ出て行かせろよ。
あいつのもの見てると吐き気がする。目障りなんだよ。」
「なぜ?・・・なぜ、可愛がってあげないの?」
「俺は可愛がってる。反抗するのはあいつだ。お前もな」
「まって・・実家に行かせることは私が勝手に決めた。あの子に手の落書き増やしてほしくなかったから。でも、まだ引っ越すにはお金が足りない」
「へぇー母親に出してもらえばいいじゃん。」
私は頭が真っ白になり、パニックを起こした。
「風呂から出ろよ!うっとおしいんだよ。」そう言いながらあの人は私に頭から水をかけた。
動けなかった、悔しかった、守ろうとしても守れない自分が情けなかった。
あの人は次女に言った。「おい!ママが動けないらしいぞ、うっとおしいから連れていけ」次女は私の背中をさすり、体を支えリビングに連れて行ってくれた。「助けを求めなきゃ・・」私は義母に電話をした。
「あの・・」そう言いかけたとき義母が話し始めた。
「聞いてるよ、長女を実家に預けるんだって?誰のおかげでここまで生活できたか、わかってる?あんたも、娘も必死で働く夫(息子)を馬鹿にしてるの?
だいたい、鬱になるなんて 家系の恥だね。」
「ごめんなさい・・ごめんなさい・・私が悪いんです。ごめんなさい・・」
咄嗟に私は・・・包丁を手にしていた。。

続きはまた明日・・・
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