円安+ドル安?

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マネー・副業
昨日のCPIの発表の後、マーケットは極めて興味深い動きを見せました。
最初、ドル円が少し弱含むのを見て、円高なのかな・・・と思ったのですが、後半、他の対円の通貨ペアと同様に一気に盛り返して円安へ、そして、対ドルはアメリカ金利の低下を背景にドル安へ・・・

全体的に見て円安+ドル安ということですが、ドル円は陽線ということで、最弱通貨は円ということになりそうですね。なぜCPIの発表を受けて円安へ動くのか、全く理解に苦しみますが・・・

ただ、昨日の対円の通貨ペアの後半の動きを見ていると、何となく円安へのベクトルを感じさせるものがあったのは確かなところです。ユーロ円は終値ベースで5月の戻り高値を越え、何と2008年以来の円安水準です。チャート的に考えて、この動きが一過性のものとは到底思えません。ポンド円も2016年1月以来の水準ということで、ユーロ・ポンド高、円・ドル安という図式で当面はストラテジーを組むのが得策ではないかなと感じました。

アメリカの金利が上昇する中でのドル安はイマイチ説得力に欠けるのですが、目先は金利が上昇したとしても先々の金利低下を織り込むと考えれば納得感がありそうですし、自分のポジショントークになってしまうかもしれませんが、今のポンドドルのチャートを見て売りでインするのは無理があるのではないかな・・・という気がします。

FOMCはとりあえずステイということなのかな、ただ、その後がまた荒れそうですね、アメリカのインフレが収まったようには感じられませんし、今の熱狂的な株の動きを見るにつけ、急いで金利を引き下げるインセンティブには全く欠けるような気がします。

ということで、私はとりあえず、当面、ドル安前提でポジショニングを考えて行こうかな・・・という風に感じたというのが、昨日のCPIの感想でした。

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