利上げ続く、ドル円は押し目待ち。。。?

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今週は、RBA、BOCと予想外の利上げが続きました。市場予想からみれば予想外でしたが、経済指標などをみると必ずしもそうでなかったように思います。後講釈になってしまいますが、カナダの利上げの可能性は少なくはなかったでしょう。
まず、オーストラリアの状況をみると、先月31日に発表された5月の月次消費者物価指数(CPI)は、前年比6.8%上昇と前月(6.3%上昇)からインフレが加速しています。
また、RBAは、先月16日に公表された、前回開催分のRBA理事会の議事録で、政策金利の据え置きも検討されたが、インフレ上昇率が2025年半ばになるまで目標レンジ(2~3%)の上限に鈍化しないとの中銀予測から、25bp(ベーシスポイント)の利上げが決定したことを表明していました。

一方、カナダも4月の消費者物価指数(CPI)は、前年比4.4%上昇と前月(同4.3%上昇)を上回り、10カ月ぶりに上昇率が拡大。また、2023年第1四半期の実質GDP成長率は、前期比年率3.1%増とカナダ中銀が4月に公表した金融政策報告書で予測していた成長率(2.3%増)を上回っていました。

どちらも少なからず利上げの可能性がありました。正直、私もRBAの利上げは予想外でした。一回は様子を見るのではと考えていました。ポジションは、なかったのですが、持っていたらやられました。
RBAでやらかした分、BOCは・・・と思っていましたが、もしかしたらといった程度です。
ただ、値動きという面でみると、今週は米消費者物価指数や米連邦公開市場委員会(FOMC)の前週ということもあり、やや大人しいです。
いまのところドル・円は139円台と140円台前半をやっているだけです。
ユーロドルは安値圏でのもみ合いであり、週間でみても値幅は80弱、そして安値圏にあることから、突っ込んでは売りにくいです。

市場は、RBA、BOCを受けて、6月のFOMCは据え置きでも、7月は利上げとの見方が強まっています。指標一発で、市場の見方は変わるので、なんともですが、ドル買いの流れはまだ継続すると考えいます。ただ、いまはドルの高値圏なので、ドル・円なら139円台前半などの押し目があれば拾いたいと思います。相場は、上昇、下降、もみ合い、大きく三つの局面がありますが、いまはもみ合い。休むも相場です。

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