ドル高かぁ・・・

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マネー・副業
先週金曜日は、対円で円安へ、対ドルでドル高へ動きました。

対円で一番目立ったのは何と言ってもドル円です。10日の陰線を完全に包んで高く引け、やや強引かな・・・と思わなくもないのですが、実体線が短期・中期の移動平均線の上側に顔を出し、3本の移動平均線が上昇傾向を示していることを考えると、これは緩やかな上昇トレンドへの回帰を期待させる動きとなっています。
一方、ドル円と対比するとユーロ円の戻りは鈍いと言わざるを得ず、150円を越えてガンガン買われていた頃の勢いは全くなくなってしまいました。
その動きはポンド円も同様、そして、オージー円に至っては、円安と言えないほどの小さな陽線・・・ここまで対円の通貨ペアで濃淡が出る日も珍しいような気がします。

一方、対ドルはユーロドル・ポンドドル・オージー米ドルともに陰線で下落、明確にドル高へ動きました。ユーロドルのチャートを見ると、短期・中期の移動平均線がデッドクロスを形成し、実体線が短期・中期の移動平均線の下側で下落、サポートとして機能しそうに見える長期の移動平均線も、チャートがこういう形になってくると売り方のターゲットとして機能する可能性が高いかもしれませんね。

アメリカの債務上限問題やインフレの状況、また、信用不安といったファンダメンタルズを考えるとドル高シナリオというのはイマイチ納得感が(個人的には)持ちにくいのですが、先週金曜日のチャートを見ると、これはドル安・・・というシナリオを描くのはかなり難しくなったような気がします。目先は、ベースの直近相場観としてドル高をメインに据える必要があるような気がします。

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