難しい相場環境（利益より損失おさえる事が重要）

対円は、ドル円・ユーロ円を中心に10日に出現した陰線をどう攻略するのか・・・という展開になってきました。

中でもドル円の戻りは鈍く（介入の影響があるかもしれませんが）、チャートを見る限り下向きのリスクを取ってもよいのではないかという雰囲気を醸し出していました。

ところが、昨日の動きは、小陽線とは言え、下値・上値ともに切り上げたという点を考えると、意外に下値追いの動きは期待できないのかな・・・という風にも感じました。

ただ、やはり10日の陰線が重くのしかかり、ドル円を買うという選択はないな～っと。

ドル円と比較すると、ユーロ円はよく戻してきましたよね・・・コツコツと借金を返済するような感じで10日の陰線の攻略を進めています。

ここまで戻ってくると、目前に迫った中期の移動平均線も抵抗帯としての意味は持たないような気がします。でも、ポンド円・オージー円はまだ買えないしな～～対円だと売るならドル円、買うならユーロ円という状況の中、ユーロドルはどうかと言うと、高い位置をキープしているという理由で、普通に買いだろうなという印象です。

ところが、昨日は陰線・・・高いところを買っても報われないということですね・・・ホント難易度の高い相場だと思います。ただ、昨日のユーロドルの足形を見てみると、下値を叩いても下ヒゲを伴って戻してきています。実体線の居場所自体も高い位置をキープしていますから、そういう意味でも下値リスクはそれほど高くなく、売られたところは買い戻し意向が強いような印象を受けます。

ということで、個人的には、引き続きドルが弱い方向へ動くのでは・・・と考えてますが、とにかくポジションを持つタイミング次第のように思います。

こういった難しい環境では利益を追求するよりも損失を出さない事が重要だと考えます。

無理にトレードしないで、しっかりトレンドが出るまで傍観する事も一つの作戦ではないでしょうか。

それでもトレードをという方には商材で出品してる手法も一つの手です。