数学を勉強する意味

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 算数は、日常生活に必要となる数について学ぶことになるため、生きる上で必要でしょう(無駄に桁数の多い小数の割り算をあんなにさせることが必要かの是非はおいておきますが)。だから、小学校のカリキュラムに入っていると思われます。親御さんにおいても、何で算数の勉強するの?と聞かれた時にしっかりと答えられるようにしておいたほうがよいと思います。ただ単に勉強しなさいではダメですよ。大人になったときに困るってことと、算数の面白さを今のうちに伝えられる力がないと、いかないかな。

 一方の中学校から取り組む数学ってどうでしょう。三角形の合同の証明とか因数分解って必要かと言われたら、生きる上では必要じゃないでしょう。飲食店で働くのに算数ができないとアウトだけど、数学ができないと困ることは全くありません。
 私は、数学を教えることとか教材研究するのが面白いから単にやっているだけなんですよ。はっきり言って道楽なんです。巷の子がゲーム機が面白いと言っているのと同レベルなんです。というのは、特殊な例かもしれませんが…
 では、数学をやる意味っていうのは、論理的思考力を若いうちに鍛えておくためのトレーニングなんです。いわゆる体育が週3回授業であるのと同じなんですね(私は、サッカーとマラソン以外の競技は大嫌いでしたがww)。だからこそ、国民の義務として中学数学が存在するわけですね。
 じゃあ、高校数学って義務でもないのに意味あるんかなと考えたりします。国公立大学(芸術系の学部など除く)では大半の学校で数学を義務化しています。要するに大学に入るためにここまでの数を使った思考力のある子が欲しいから、共通テストだけでも課しているんです。理系になると、解析学や線形代数学が1年次にあるから、微分積分ができてないと大学側も困ります。文系の私立大学でも数学選択可能なところが少なくありません。本音は、歴史科目よりも数学を選択してほしいと私は勝手ながら思っています(私立の数学は、カンタンなんで数学選ぶとアドバンテージまであるよ!)。大学の授業についていくためにも、ぜひしっかりと取り組んで下さいね。
 大学はいかないけど、高校までは卒業したいって方に、高校数学の必要性は?と聞かれたら、私は納得できる返答ができないです。だって、国民の義務として設定されてないし。とはいえ、数学1は高卒するのに必須科目になってますが。まあ、今は、「中学校からのちょっとした延長戦(野球で例えたら、10回表くらい)に付き合ってね」と説明しようかなと思っています。文系科目や体育だけじゃ、つまらないでしょ。味変として数学も気分転換の一つとして考えましょう。高校卒業して、数学やったことも思い出の一つとして社会に巣立って頂ければと思います。
 あと、高校生の私立大学文系コース希望で、必須以外の数学を初めからしないという選択はアカンと思います(うちの母校は、カスなところ多かったけど、2年次まで数学と理科を文系でも取り組ませていたことは、賛同できます)!選択肢を狭めてしまうという欠点に加え、数学で鍛えられるはずの思考力が身につかず、国語等の読解力に欠陥が生じてしまうためです。実際、高校2年生に数学をさせなかった時期があったようで、その時期の合格実績が悪かったって言ってました。
 次は、理系志望者が文系科目をやる意義について語ってみたいと思います。







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