メンバー ハマダユキオのインタビュー

記事
デザイン・イラスト
今回はメンバーのハマダにインタビューしてみました。
イラストというより絵、絵に関してはすごい人です。
最初に作品を見た時は写真だと思っていました。

技術を持ち合わせたハマダに今回直近で制作したものをもとに
インタビューを行いました。

作品への取り組み方、作品を受け取るお客様への配慮など
個人的にとても興味深い内容になりました。
熱意もある一方で今回のインタビューも『尋問だ!』と冗談を言うような
ユーモアあふれた方でとても人間らしい人ですよ。

ぜひご覧ください。



ハマダブログ1.jpg
Q1 テクニカルイラストで制作の際に気をつけていることはありますか?

A1 テクニカルイラストは説明的で依頼者様がある程度頭の中でイメージが出来上がってる場合が多いので『作品感』は出さないようにしてます。絵画等はじっくり観て空気感を感じて貰うのに対しテクニカルはパッと見で視覚で理解するように気を付けてますね。

Q2 初めて見るものや触れたことのない機械や装置、パーツのイラストを描くこともあるかと思いますがどのようにステップを踏んで制作をしているのでしょうか?

A1 元々現場系で整備士の経験もあるので絵筆より工具を持ってた時間が長かったのもあるので造り手の意図がなんとなくわかります。
デッサンと同じで頭の中で単純化した後に放熱や補強する場所、他とのパーツや力を逃がす場所等を考えて『わかりやすさ』を重点において作画します。

かにえ踏切.png


Q3 まるで写真のように明瞭なイラストですが、どこにピントを合わせるかイラストでも写真でいうとメインとなる被写体がわかりますね。かつ、イラストならではの色の力があると思います。
ご依頼の際に、強調したい部分、また周りの建物、環境のご共有があるかと思いますが、奥行きやピントはどのようなアプローチで制作するのでしょうか?

A3 イラストは写真と違い、作画出来る所までピントが合わせられます。
実際の風景や写真、絵画等は『空気遠近法』で奥の方は霞みます
この踏切イラストは商業施設で交通量が多い、踏切の歩道が狭いというのがメインの問題なのでリアル絵画ではあり得ない奥行きの無い色使いで作画しました。実際に路面ペイント等を施したように写実的に見せるなら奥の商業施設は何となく分かれば実際に眼で見た風景に近いのでリアルにはなるのですが商業施設も重要な要素である為、対比するような青い空、その先にある住宅街は省略。それで充分説明になると思い作画しましたね。

ハマダブログ2.jpg

Q4 人物を描く際に何に軸を置いていますか?第一にしていることを教えてください。

A4 人物は最も苦手で。(笑)
このマッケンジーデイヴィスは練習の一環で水彩画風のデジタル画です。
人物を描く上で最も大事、軸にするのはそのキャラクターの『良さ』を意識してます。
マッケンジーデイヴィスはターミネーターでのグレイス役を描いたのですが劇中で魅せたカッコ良さを上半身の佇まいでの表現にチャレンジしたものです。

ハマダブログ3.jpg


Q5 ハマダさんといえば乗り物のイメージも強いですが動くものを静止画にしたときの良さとはなんでしょうか?

A5 動いてるモノの静止画はふっとした瞬間に見せる人の表情に近いのかもしれません。
そのクルマの良さの全てを切り取るイメージですかね。
停止してる車両でも景色の中に居るクルマ、バイクは其処に行くまでの過程の物語を語ってくれてるように感じます。
それを切り取れたら楽しいですよね。

ハマダブログ4.jpg

Q6 贈り物の際はお客様のご希望に沿い、かつプレゼントされた方も喜ばれる作品にしたいですよね。気を配っていることはありますか?

A7 依頼者様の殆どは面識はありません。なのでこのクルマにこの人を乗せて欲しいという場合は似顔絵要素も入りますので心臓バクバクですね。(笑)
クルマは磨き込まれたようにオーナー様のクルマに対する愛着を表現出来るように心掛けます。
添付画像と仕上がりイメージでは殆どの場合はボディに映り込む景色が違いますのでシンプルでクルマのカタチを邪魔しないような架空の風景を映り込ませてますね。
あとは絵の中の時間帯です。
昼間の上からの明るい光か、夕景の横からで柔らかいオレンジの光か。
背景も全体的な出来を左右するので主役を邪魔しないような感じを心掛けますよ。

今回、ご紹介した作品は以下のサービスからご購入できます。
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