私は社会不安障害(SAD)の症状を持っていますが、
同時にこれまでうつ病を2回経験しています。
うつ病は、自分には関係ないと思っていましたが
2008年にはうつ病患者が100万人以上に膨れ上がっていて
一生に15人に1人はかかると言われています。
さらに、不安症などの症状を含めたら
18%、つまり5人に1人の割合がかかるとも言われています。
しかし、経験したことのない方はどのように接したらいいか
分からないという方も多いと思います。
ですので、私がうつ病にかかった経験やうつ病患者の声を踏まえて
言われて辛かった言葉について、書きたいと思います。
その一つは、
「がんばってね」 などの 励ましの言葉 です。
うつ病になるような人は、人一倍真面目で、
抱え込みやすいと言われています。
そして、自責の念が強いと言われています。
だから、「こんな自分はダメだ」「もっと頑張らなければ」と自分を追い立てて頑張りすぎて、いわゆるエネルギー切れを起こしてしまっているのです。
そして、うつ病になってしまった自分をなかなか認められず、
自分を責めてしまう、という悪循環に陥ってしまっているのです。
そんな状態の中で、「がんばってね!」と言われたらどうですか?
言っている側は、「頑張って」という言葉を何気なく使っています。
私も、何気なく使っていましたし、「頑張って」は万能の言葉だと思っていました。
でも、違うんです。
その言葉はうつ病の人を追い込む攻撃の言葉となります。
私はその言葉を言われた時、すごく辛くて辛くて
胸がすごく重たくなったような気持になりました。
この表現だとよく伝わらないかも知れませんが、すごくつらいんです。
しかも、うつ病になるような人はお人よしなので
「そんなこと言わないで」、と言える人は非常に少ないのです。
つまり、辛いことを言われているのに我慢しているんです。
では、どうすればいいか
「がんばって」などのプレッシャーをかける言葉ではなく、
「大丈夫だよ」とか「なんとかなるよ」「今はゆっくりしようね」などの
プレッシャーを緩められる言葉をかけてあげると、「これでいいんだ」
と思えるようになります。
その人は仕事もせずに自暴自棄になって焦っています
考える時間が長いので、ネガティブなことを色々と考えてしまいます。
うつ病の人を追い込まず、理解を進めて安心できるような言葉をかけてあげたいですね。