豊かすぎを手放す地球環境への配慮

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コラム
人間は欲張りなので
もっともっとと欲しがります。

手にしているものをもっと大きくしたがったり、
自分のものより他の人のものを欲しがったり、

だからこそ、
新しいものが生まれてくるのでしょう。


けれども、
その新しいものが生まれて、
より豊かになることに感謝しながら、
豊かすぎることを少しずつ手放しても良いのではないかと感じています。


例えば、
豊かすぎる食環境は良い結果をもたらしません。

豊かさを超えて、豊かすぎることは
もう行き過ぎ
全てのものがバランスの上に成り立つので、
偏れば平衡が保てなくなり崩れます。

終戦直後の日本の貧しい食生活は、様々な病気の原因となりますが、
栄養状態が良すぎることもまた、病気を引き起こします。
生活習慣病はまさに、
豊富すぎる食が引き起こした飽食の時代ならではの病気です。
また、摂食障害の過食症も、
豊富すぎる食環境でなければ、発症できない病気です。


様々な地球環境問題も、
地球の全体的バランスが崩れていることが原因だと感じます。

地球温暖化は二酸化炭素と関わりがないと論じる研究者もいらっしゃいますが、

台風の脅威は過去と比較にならないほどで、
干ばつから生じる森林火災
生態系は崩れ
食糧を求め熊が里へ降りてきています。

それを、
「いや、二酸化炭素と関係ないことだから」
として割り切って眺めることは
頭の悪い私にはできなくて、

関係ないことだとしても、
そこに何かできないかなと
アクションを起こすことが大事だと思ってしまうのです。


中国医学では、
人間は地球・宇宙といった自然とともに在る生物にすぎないと考えるため、
「地球上や自然界で起こることは、人間にも起こる」と考えます。


今、地球が変化していることは明らかで、
「地球が変化をさせられている」「地球が変化を起こしている」
のだとしたら、
「人間も変化を強いられる」「人間も変化を起こす」
ことが必然だと考えられます。


デパ地下やスーパーやコンビニの食品廃棄(フードロス)は豊かさの象徴です。
「衛生的な飲み水さえも飲めず、飢餓で亡くなる国がある」
と言われても
聞き慣れた深みのないものに感じますが、

地球全体はひとつの惑星として繋がっていて、
目の前に現れる出来事も実は繋がっていて、
豊かすぎる国があることの犠牲が、
どこかにしわ寄せされていると考えることは、
不自然ではないように思えるのです。


食品廃棄(フードロス)の問題は、
一人一人の意識でしか事を動かせません。

私は消費期限・賞味期限が近い食品を率先して買うようにしています。
やっていることは本当に小さなことですが、
「一人の百歩より百人の一歩」
という言葉が、1番現実を動かしてくれると思っています。


ある程度生きていると、
大きな出来事として起こる事柄はたいてい、
小さな出来事が、時間をかけて蓄積され起こることだと分かります。

それを考えれば、
相当の時間を要するだろうけど、
私たちの小さな取り組みは、
決して無視できない重要なことになります。


お菓子を買っているのかプラごみを買っているのか分からなくなるような、過剰な個包装は要らないのにとか思いますし、
企業努力ももちろんお願いしたいなと思うところですが、

個人としてできることはやっていきたいです。

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