オリーブの実をつけるには

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みなさんこんばんは。
tree_supportです。

今回もまたオリーブについてです。
オリーブ最終回です。多分


オリーブの木は何故人気なのでしょうか?と考えたところ
やはり、他の木にはないスモーキーな緑の葉や、木の樹形
また、比較的生命力が強く、育てやすいといった点があると思います。

が、中には実を収穫したい!という人が多くいることも
人気の理由の一つだと思います。
では、本当に家庭で実を収穫することはできるのでしょうか?

結論からいうと、収穫は可能です。
ただ、知っておかなければいけないポイントがあります。
それは大きく二つ

・他品種との受粉が必要
・剪定の時期を間違えない   です。

順に説明していきますね。

■他品種との受粉が必要

前回の記事でも少し触れましたが
植物には自家結実性というものがあります。
これは、自身の花粉で実をつける(自家受粉)ことができる性質のことです。
この自家結実性の有無は果樹によって、もしくは品種によって異なります。
レモンなどの柑橘類はほとんどが自家結実性がありますが、
オリーブに関しては、ほとんどがありません
よってオリーブの実を収穫するには他品種との受粉が必要になります。

ここでの注意点は、2本あればよい、のではなく、他品種という点です。
なぜ他品種かといいうと、他品種(他の遺伝子)と交雑し子孫を残すことで、
種の多様性をもたせるため(だと思います)

なので、同じ品種(遺伝子)が2本あっても、実をつけません。
中には自家結実性を持った品種もありますが、
やはり他の品種の花粉のほうが受粉率はあがるそうです。

■剪定の時期を間違えない

いきなりですが、一番覚えておいてもらいたいこと。

オリーブは春から夏にかけて伸びた枝に翌年花をつけます。

もちろん、花が咲かなければ実にはなりません。
秋以降に涼しくなって作業もしやすくなり、
「夏の間に伸びきった枝を切るぞ!!」
と意気込んでバッサリ刈り込んでしまうと
翌年、実はもちろん花を咲かせることもなくなってしまいます。

よって、実の収穫を狙うのであれば
ある程度剪定はせずに放任する必要があります。

ここで 実の収穫 or 見た目のスマートさ という選択が迫られます。



以上がオリーブの実を収穫するのに知っておくべきポイントです。

実を収穫する、というのは家で植物を栽培するうえで
大きな楽しみの一つですよね。

しかし、ことオリーブに関しては
実がとれても実用性には少々かけるかもしれません。
ピクルスや塩漬けにするにも種をとったりとなかなか手間がかかりますし
オイルにするとなると相当な収穫量と手間が必要になると思います。

柑橘類やブルーベリーなどの方がよっぽど
手軽に収穫・活用ができると思います。

それでもせっかく育てているのなら
少しでも実が出来てくれたら嬉しいですよね。
みなさんもそのような気持ちがあれば、
以上のことをすこし気にしてみてください。

もっと詳しく実をつける方法を知りたい!と思っていただけたら
ぜひ、ご相談いただければと思います。
肥料の時期や土のブレンドなどなど一緒に考えていければと思います。


それでは、今回もご覧頂き、ありがとうございました。
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