画家の山脇百合子さんが亡くなりました。
尊敬する画家さんの一人です。
代表作のぐりとぐらは、私が幼い頃バイブルのように持ち歩いていた本でした。
実は料理に興味を持ったきっかけでもあります。
作中に出てくるカステラがどうしても食べたくて、あれこれ幼い心に想像を巡らせました。
私は家庭の事情で、小学校低学年の頃には一人か姉と調理をしていました。
でも、家にはオーブントースターしかなく、カステラを作った経験は今も、まだありません。
いつか作るぞと決めていた、憧れのカステラ。
大きなフライパンを想像してはうっとりしたものでした。
やがて大人になり。
図書室に勤務した際に、再びぐりとぐらに出会いました。
読み聞かせように、大きなぐりとぐらの絵本を図書室に購入したのも私です。
読み聞かせの際に、カステラが出来上がる場面では、どの子も目を輝かせたものです。
偉大なる画家、山脇百合子さんのご冥福をお祈りいたします。