感覚について深掘りしてみる

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スノーボードにおいて感覚はとても重要な要素です。
足裏や板に伝わる感覚、新雪の浮遊感覚などさまざまです。
ボーダー達のなかでも感覚って必ず出てくる話題ですよね?
今回はその感覚について分析してみました。
何かの参考になれば嬉しいです。


「感覚が重要」とは?
簡潔に言うと、自分の身体の良し悪しを自らが判断して改善していくことではないでしょうか?

例えば、スノーボードで上から一本下りてきたしたとします。
その一本を振り返った時に自分がどんなことを意識して滑ったのかを考えますよね。

具体的には、
・雪面から伝わってきた足裏の感覚
・トップスピードで曲がるときにズレがあったよな
など、自分の滑りを振り返ることはするかと思います。

そういった何かを意識して滑れた!という感じ方はとても大切です。
また、映像などのデータで振り返ったときに客観的な立場で上手い下手などの感じ方もあるかと思います。
しかし、重要なのは自分がそれを良いと感じたかどうかではないでしょうか?

つまり「感覚が重要」とは客観的なデータや周囲からの意見、あるいは見た目など考えることは色々ありますが、それよりも自分自身が自分の身体に負荷がかかることで感じたものを自らが良いと信じ、今後に活かすように修正・改善を繰り返して身体を使っていくことではないでしょうか?

そして、人は全てのスポーツにおいて感覚派と理論派に分かれると思います。
スノーボードにおいても感覚派か理論派なのかは上達に大きく影響してくる要素ですよね?
それぞれ感覚派と理論派について分析していこうと思います。

※個人的な見解ですのでご理解ください。


▼感覚派の特徴(天才型)

考え方の特徴

1、主観的な世界
自分の頭の中でこうすればこうだ!と思い行動し自分の体がどう感じたかで理解する。

2、 抽象的で言語化できない
身体の中の「この辺んがなんとなく・・・」とかの表現をする。
 説明はできないけど雰囲気でできてしまうので擬音語が多い。
「ビュッと」や「ガッと」みたいな表現で理解している。

3、 実際に機能することに興味を持っている
上手くなればいいじゃんって発想。

4、どんな感じに動けばいいのかを気にしている
 擬音語でインプットしている
 自分は上手いと思っている→ 実際に上手い。
プロやライダーなど競技者が多い。

5、 論理的なことが苦手
行動した後で自分の感覚的に良かったのか悪かったのかを感じて判断していきたい。

6、頭で理解するよりも身体に動きを染み込ませたい
自分の身体が良かったか悪かったかで判断する。

行動している特徴

1、主観的直感により行動
根拠はないがなんとなく自分にはできそうな気がしてやってみるのでそれっぽく出来てしまう。

2、最初からある程度のことはこなせる
先天的に感覚を持っている→斬新的

3、 初めての動きでも一発で出来てしまう
いわゆるマグレが起きやすいが同じ動きが再現できないことも

4、もともとの身体の可動領域が広い
自分で自分の身体の位置をそれなりに把握している

5、 壁に当たるとめげやすい
すぐに色々出来てしまう反面、すぐに色々諦める。
相対的に理論派と比べて壁は高い傾向があるので行き詰まりやすい。
学習が苦手なので諦めてしまう人も多い

6、 リカバリー能力が高い
本能的に身体が反応して何気なく正しい判断をしている

▼理論派の特徴(秀才型)

考え方の特徴

1、過去の経験によりデータが蓄積
情報量が豊富。
情報収拾を怠らない

2、 最初は信じられないくらい何もできない
理屈が分からないと行動しない

3、具体的な数字などはっきりと言語化した表現をする
なんとなくで教えてもらうと習得できない。

4、上手く出来たらそれは何故なのかを解明し理解したい
他の人でも同じことが言えるのかを不偏的な理屈で理解したい

5、分析が好きなのでまずは考える
問題点を洗い出し解決策を徹底的に調べ上げる
インストラクターやビジネス者が多い

行動にあらわれる特徴

1、科学的なデータ、エビデンスにより行動
検索や動画など分析を怠らない

2、教え方次第で吸収力が格段にUP
良く言えば再現性が高い、悪く言えばワンパターンになりがち。
型にハマれば驚くほどメイク率が高い。

3、最初はほぼ出来ない
数値化した目標設定が必要。
具体的な数字があった方が気分がよい。

4、壁に当たってもデータがあれば頑張れる
勉強が苦にならない

5、リカバリーでは過去のデータを活用し判断
データがない場合はパニックになるので怪我が心配。しかし同じ失敗は少ない

2つのタイプを総合的に考えてみる

例えば
あそこで3m飛んで下さいと言われ、これを自分の70%の力加減で飛べば安定するってしたとします。

数字で言うことは可能だと思います。
しかし実演するときは70%だとしても結局それって見えませんよね?

繰り返し繰り返しやれば限りなく3mに近づき安定はしてくるはずです。
安定してきたとすれば、それはもう成長したと言うことなのです。
理論的には実演してるつもりでも結局それは感覚的なものなのではないでしょうか?

一方で、自分以外を考えたときに、自分や相手がどっちのタイプなのかで成長スピードが変わってくることも考えられます。
相性が合わなければ時間だけが奪われるかもしれません。

重要なのは自分が新しい何かを習得する時はどう感じているのか?
自分が70%の力で飛んだら3m飛べる!って思い込みがいいとは限りません。
70%で感じる身体への負荷と考えが限りなく一致することが重要です。
50%でも90%でも身体への感じ方や考え方は違うということです。

まとめ

最終的な高みまで行くと、パフォーマンスには個人差というものがあり理論を備えた感覚に偏ってくるんじゃないかと感じています。

しかし、完全にどちらかに偏っている人なんていない。
どちらも良い面と悪い面があり、優劣の問題ではない。

言語化出来る出来ないで考えたとき
→どちらも言語化はできる人はいる。

客観的に証明可能か?
→感覚派は難しい。
→理論派は化学に近いので証明しやすい。


いかがでしたか?

自分の思った通りに身体を動かすことを考え、実際に身体が思ったように動いているのか?
これはどんなスポーツにも当てはまることですし基本中の基本です。

パフォーマンス時は自分の考えていることと身体がどう感じているのかを自分自身が良く理解してあげることが成長の近道なのではないでしょうか?





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