【英会話】全然好きじゃないんだからねっ!【一日一会】

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学び
こんにちは。
ゴゴです。

今日の会話表現です。


☆要点☆

今日の一文
I don't like you at all.
「あなたのことが全く好きではありません。」
「あんたなんて全然好きじゃないんだからねっ。」

発音のポイント
アイ ドンッ ライキュー アドール
①don'tの「t」はサイレント …単語末の「t」は発音するな
②like youのリンキング …「ライク* ユー」ではなく「ライキュー」
③at allのリンキング …「アットゥ* オール」ではなく「アドール」

背景
相手のことが全然好きではない時に使用しましょう。
もしくは逆説的に相手がとても好きな時に使用しましょう。
※詳しくはブログ下部「背景」参照。


では、本日も宜しくお願いします。


【今日の一文】

本文:I don't like you at all.
読み:アイ ドンッ ライキュー アドール
意味:「あんたなんか全然好きじゃないんだからね。」
☆ワンポイントレッスン☆

・not ~ at all …全く○○でない

主に、文章の中で「否定、at all」という形で「全く○○ではない」という意味で使用します。
また、「Not at all.」のみで「どういたしまして。」という相槌の一つとしても多用されています。

A:「Thanks for your help!」(お手伝いありがとー。)
B:「Not at all.」(いや、かまわんよ。)

【発音のポイント】

I don't like you at all.
[×] アイ ドン ライク ユー アット オール
[〇] アイ ドンッ ライキュー アドール
[×]の太字:発音に注意するポイント
[〇]の太字:一番伝えたい部分の強調


発音のポイントは3点。

①don'tの「t」はサイレント
アメリカ英語における、単語の最後につく「t」は、次に来る単語とくっつかない限りはサイレントで、発音しません。そのため「ドンッ」となります。ただし音に出さないだけで、舌先はt本来の位置(上の前歯の裏側)へ置きます。

②like youのリンキング
「ライク* ユー」ではなく「ライキュー」となります。本来ゆっくり発音するのであれば、「ライク*」と「k」の音を無声音で発声しなくてはなりません。しかし直後にくる単語が「you」のため、リンキングが起こり、「ライキュー」となります。

③at allのリンキング
「アットゥ* オール」ではなく「アドール」です。こちらも同じく「at」のみを丁寧に発音するのであれば、「アットゥ*」と「t」の部分を無声音で発音しなくてはなりません。しかし直後にくる音が母音「オ」であるため、リンキングが起こります。またアメリカ英語における単語の途中にある「t」は「d」の音へと変わるクセがあるため、「アドール」となります。
「at all」→「atall」→「adall」→「アドール」の流れですね。


では、全部踏まえてはいどうぞ!

↓↓↓

I don't like you at all.


【背景】

激おこバージョン
A:「ごめん、ヘソクリ見つけて全部使っちゃった!ブラックフライデーだったからさ一刻を争うじゃん…」
B:「Are you kidding me? I don't like you at all.」
※この場合はI don't like you anymore.の方が適切かもしれません。

皮肉や安堵バージョン
A:「チャッチャラー!ペットが入れ替わっているドッキリでしたー!」
B:「Oh my.... I don’t like you at all! I was about to ….」

英語に限らず、言語を話す際には、身振り手振りで感情を乗せて話すものです。そのため同じ言葉でも使う場面によって、意味合いは豹変します。めちゃくちゃ笑顔でハグしながらI don't like you at all.でしたら、冗談か嬉しいのだろうなということが伝わりますし、沈黙の中でヒトコトI don't like you at all.でしたら本当に怒っているのでしょうし…。言語単体でなく、表情・声色・身振り・手振り・間などが合算して初めて相手に意思を伝えることができると思うと深いですよね。

{ボヤキ}
『全然』という言葉について、少しだけ歴史を紐解いてみました。皆様も、「『全然』という言葉の後ろは否定が来るのだよー。」とどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。通説として「全然大丈夫。」という表現は「全然+肯定」なので間違っていると言われます。しかし結論からすると、「全然+肯定」、「全然+否定」どちらの形もOKのようです。明治・大正の時代では、むしろ全然+肯定で使われており、次第に、全然+否定が広まったのだとか。名だたる文豪、夏目漱石や芥川龍之介も全然+肯定で使用しているみたいです。
言語は常に進化しますので、今流行りの言葉が来年は死語になっているやもしれません。実は温故知新の精神が一番宿っているのは言語なのでは?と思う今日この頃です。

当ブログは初心者~ビジネスに至るまで使えそうな英会話表現を、幅広くお届けするとともに、発音、スピーキング、伝わる英語に焦点をあてています。
また、カタカナと共存しつつ発音の上達を目指します。

A: Surprised! Happy Birthday, John!
B: Oh my gosh. I don't like you guys at all!

See you next time!
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