バター炒め二品

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コラム
今年我が家では茄子が豊作であった。
これまで我が家の茄子料理と言えば、「焼きナス」と「焼きそばの具材」「うどん/ラーメン類の具材」といったモノが定番であったが、「お漬物」や「みそ汁」を作らないので、残念な事にそれらには登場しない。
そこで今年は新しい「茄子料理」にチャレンジしてみた。「茄子のバター炒め」である。
ヒジョーにシンプルで美味しそうだったので、試してみた。

「旨い!」と言える味に到達するのに3回ほど試行錯誤したが、今ではすっかり自得し、我が家のメニューとして定着するようになった。
茄子を縦にスライスし、1本で四枚ぐらいに切ったものを油で焦げ目を入れ、両面を多少柔らかくする。
その上で、バターをひとかけら落としスライスした茄子に出来るだけ均等にバターを浸み込ませる様に炒める。

その茄子がシンナリしたところで火を止めて、サッと醤油を垂らす。
辺りにはバターと醤油の食欲をそそるオイシイ匂いがパット広がる。
これだけである。
10分も掛からないで出来る。

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バターの量が大きすぎたり、醤油の量が多すぎると味がくどくなってしまうので、その点には注意を要する。
私の場合はなす二本分だと、「切れてるバター」ひとかけらを使って、醤油をサッと一掛けするだけである。
濃いめの味が好きな人は別だが、私の場合はこれだけである。
仕上げに「パセリ」や「バジル」の緑色や、赤い「ミニトマト」を同じ皿にのせると色合いが佳くなり、見た目にも美しい。
料理はちょっとした工夫で「目を愉しませる」ことも出来る。
元来バターと醤油の組み合わせはBestマッチなので、バターを使った料理に仕上げとして醤油をサッと垂らすことが多い。


次の「ベーコンニラ玉炒め」も同様である。
この時の材料は「ニラ」でも「行者ニンニク」でも良いのであるが、我が家ではGWから7月にかけて、「行者ニンニク」や「ニラ」が庭やビニールハウスから採れる時に、頻く食卓に上がるメニューである。

作り方は、最初に胡椒をまぶしたベーコンをフライパンで焦げ目が出るまで炒めておいて、ニラや行者ニンニクの茎の部分を投入する。
その間玉子を攪拌する作業を進め、茎が多少柔らかくなったタイミングに柔らかい葉っぱの部分を投入し、先の材料と混ぜて炒める。

葉っぱの部分がシンナリし始めたら、バターをひとかけら投入する。
そして全体が良く混ざり、葉物も他の具材と馴染んだころ合いを図って、醤油をサッと一振り掛けるのである。
「茄子のバター炒め」と同様に佳き匂いが、台所にポワンと漂うのは同じである。その上で、先ほどの攪拌した卵を混ぜる。


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この料理で気を付けなくてはいけないのは、料理の組み合わせである。
単品がオイシイしいからと言って、組み合わせを間違えては元も子もないのは言うまでもない。
この「ベーコンニラ玉」と「茄子バター」を同じテーブルには出さないのはもちろんの事で、両品とも「バター醤油」の味がしっかり自己主張するので、クドくなってしまうのだ。

従ってこの品の相方には、酢の物系の品を付け加えるなどして、バランスを取ることが大切である。
さもないと味がクド過ぎて、せっかくの味が相殺してしまうのである。
因みに我が家では、メインデッシュとは別に「中華サラダ」や「ピクルス類」「モズク酢」等を同じテーブルに載せる事が多い。

また冬場に成って「ほうれん草」が沢山出回る頃には、「ニラ」や「行者ニンニク」に替わって、「ほうれん草」が登場することもある

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