世知辛い話ですが、それほど稼げる職業でもないのです。だからやめる、ということではなく、うまく活かせる側面を見つけられるか、が重要。
現在の時給は悪くないが、講座数が問題
時給換算すると、文句を言うと世間に怒られるくらいはいただけます。
でも、それを主な収入にしようとすると、かなりの講座数を持つ必要があります。
ただし、新任の講師が最初からその状態を作るのはほぼ無理。
ではどうするか。
1 頑張って複数講座を担当する
とはいえ、こちらの頑張りだけでなんとかなるものではありません。学校が欲しいカリキュラムを用意できるか。
この場合の用意は、テキストをどうする、自分が15回、30回、と続けられるか、というものも入りますので、いきなり複数科目のスタートはかなり大変になるはずです。
でも、頑張る、という方法はあるわけです。
2 まずは一つから
これが一番堅実です。自分もその方法ではじめ、徐々に担当教科が増えている感じ。
でも、収入は少ないわけです。
当たり前の話をしましたが、バランスがそうなってるわけで。
ではどうする?→副業の形
一番いいのは、自分の学校にいる講師陣の動き方。大手企業で働きながら、会社に認められた業務か、副業という形で教えています。
情報系、ゲーム系の学校なので、そこから新人を青田買いすることも期待されていると思います。
これならば、収入を減らさず、少しずつスキルが高められます。
ではどうする?→他の仕事を平行に
自分は一人で会社組織を作っているのでこちらのパターン。いろいろなことをやりながら、一部の時間を学校に費やしてます。
増やすも減らすも自分次第、ということですが、もちろん安定性はありません。
そもそも時給換算されない業務が多い、240倍返しだ!
カリキュラムの内容を考える時間、それをテキストにする時間、という準備作業。
さらに、始まると、課題の作成、さらに恐ろしいことに課題の採点が人数分。
現在、240人を担当してるので、一回何かを出すと240倍返し!
自分が学生時代は、『課題出しやがって!』とかぶつくさ言ってましたが、出すほうも大変なんだと今わかりました。
それでもメリットはある
もちろん、これらのことを苦労してでもやってみる価値はあります。
●大学で教えている、という事実
これは、普通に仕事で役立ちます。いまのところ、誰でもできる理論はあまり世間に浸透してませんので、レアな立場。説得力が違う現場もあります。
●同業者から声がかかりやすい
レギュラーでやるばかりではありません。大学は、特別講演的なことはしょっちゅうあります。仕事で学校関係にうまくコネクションを作れば、あそこの学校でこんなことやってます、という事実から、声がかかる場合もあります。
実際先週やってきたのがそれ。
●新人発掘
これはまだこれからですが、今やってる事業では、人を雇う必要があります。そのとき、教え子の中で出来の良い子に目をつけておいて、誘う、という手があります。
そんなわけで、皆さんもぜひ大学講師に!
(そのお手伝いをいたします)