さて。アイアンシャフトインプレッション 。今回はKBSツアー派生のc-taper(120S)編です。
プロジェクトXと同じノーステップで、さらにプレシジョン時代のサテン仕上げを継承する非常に私好みのコスメです。
PGAツアーではジャスティン・ローズなどが使用しています。見た目もあり以前から気になっていたシャフトです。
打ってみます。
かった……(硬
重量的にはDGよりやや軽めで多分バランスポイントも手元よりで重さの割に軽く感じるシャフトです。が、硬い(硬く感じる)。
1番手元はノーマルKBSに通じるところがあり、少し柔らかくしなりを感じますが、ノーマルよりは硬く中間部分の硬さはほぼ同等、それに加えて先端も硬い(DG級)。明らかにパワーヒッター向けのシャフトですねこれは。
中間部の硬さもあり弾き感があるのでシャープに振っていけるパワーがある人が性能を引き出せると思います。私では打っても低スピンになりすぎてボールを上げきれませんね。
逆に言うと特に腕力が強く、ショートアイアンなどでボールが上がりすぎる人にはハマると思います。スイングタイプにもよりますがヘッドスピードはドライバーで50m/sは欲しいところ。
ドライバーとのマッチングはあんまり思いつかないなあ……。これだけ硬いと逆にスピーダーとかしなり戻りの速いシャフトを使ってる人向けかな。TR757X級のハードスペックを使ってる人とか?
手元に少ししなりは感じるので手元硬いのが好きな人には合わないと思います。スピーダーならエボⅡおよびⅣ、前述したTR辺り。
ヘッドはスピン量確保のためにもマッスルバックやそれに準ずるものが良いでしょう。
逆にこのシャフトにぶっ飛び系(インプレスUD+2等)を組み合わせてパワーヒッターが打つと「果てしなく飛ばせる7I」とかが完成する気がしますね。それに意味があるかは知らんけど。狭いホールのティショット用?
兎も角、スピンコントロールに悩んでるパワーヒッター以外は手出し無用かなあという印象です。悩んでいる方は是非。