ジャニーズスキャンダルと枕営業の話

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それでも続くジャニーズスキャンダルの話

今日は、ジャニーズスキャンダルからの連想でいわゆる「枕営業」について書きたいと思います。

まずジャニーズスキャンダルについて、歌手の美川憲一さんが「ジャニー喜多川氏の性加害のことはずーっと知ってましたよ。どっぷりでしたから」と述べました。

また、タレントの上沼恵美子も
「みんな知ってたよ。私も昭和の中頃ぐらいから芸能界でやってる。大阪で、お笑いで、片隅の方でやってる人間ですが、知ってたもん、ジャニーズ事務所のこの話は。性被害を受けるのがイヤで辞めて違うプロダクションに行って、大スターになった方も知ってます。
ただ、それを知っててなぜマスコミも言わなかったかというと、芸能界特有の“それは言ったらあかん、タブーや”っていう風潮があったからです」
と語っています。

要するにみんな知っていても何もいえなかったんですね。

確かに業界全体がそんな雰囲気に包まれていれば一介のタレントがどうこういえるわけがないでしょう。

メディアもまったく報道しないし、警察も当てにならないのではなおさらです。

とはいえ、上沼さんと美川さんの話を聞くと他の口を濁している芸能人たちの汚さがよくわかります。

それはいいとして、前にも書いたとおり、特にテレビのニュース番組でジャニーズスキャンダルに触れなかったのは、ジャニーズタレントに出演してもらえなくなるということもあったでしょうが、テレビ局の人間によるセクハラ問題もあったでしょう。

要するに藪を突ついて蛇を出したくない。

昔から芸能界では「枕営業」が行われていることは公然の秘密でした。

一応、説明しておくと、枕営業とは、主に若い女性が肉体を差し出して仕事を貰うことですが、最近では(ひょっとしたら昔から)男性が枕営業を行うこともあるようです。

マネージャーといった事務所の関係者がタレントに因果を含める場合が多いようですが、本人から進んでということもあるのかな。

その相手となるのはテレビ局の偉い人だったり、芸能界で力を持つ人間、さらにはCMをくれる会社の重役や担当者ということも。

とここまで書いたところで、息抜きがてら、ネットニュースを見ていると、以下のような記事を見つけました。

「9月7日以降、まだまだ収まる気配のないジャニーズ事務所の会見の余波。そんな中、SNS上では芸能界に対する「浄化作戦」を要求する声が強まっている。

会見ではジャニーズ事務所が会社として故ジャニー喜多川氏の性加害を事実と認定。会見に出席した藤島ジュリー景子氏は事務所に所属する芸能人について、「安心してこれからも応援してやっていただきたいと心から思います」と涙ながらに訴えたが、SNSには《安心して応援できるかー!》といった声に混じり、《ジャニーズ以外の他の芸能事務所もクリーンなのか?》といった声も渦巻いている。

共通しているのは、今回明らかになった故ジャニー喜多川氏の所業に類似する例が芸能界の他の場所にも存在しているのでは、という疑念だ。

「メディアは利益追求の為に真実を伝えないって事ならジャニーズ以外にもありうるでしょ」と、推計で数百人を超えるともいわれる被害者を出しながら、長らくメディアが沈黙してきたことで疑問を唱える声が大きくなっているようだ。

これらの中には、今年4月にYouTubeで生配信されたある人気女性アイドルグループの性被害疑惑の証言に言及し、真相を解明するよう要求するものも。

ジャニーズ問題を端緒として、日本芸能界にさらなる激震が走る日が近づいているのか」(引用終わり)。

まあ考えることは同じなんでしょうね。

とはいえ、この問題に深入りするとそれこそどこまで飛び火するかわかりませんし、とんでもない大事になる可能性があります。

大体、ジャニーズスキャンダルにしても、今のところはみんなで寄ってたかってジャニーズ事務所を責めても、ほとぼりが冷めれば有耶無耶になり、昔のような関係が復活すると思われます。

「枕営業」の問題も、数日前に触れた「ミーツー運動」と深い関係があるのですが、「ミーツー運動」が日本ではほとんど根付かなかったことからわかるように、テレビ局、そして、メディアも結局「枕営業」については口をつぐむような気がします。

では

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