ファンからセクハラ行為を受けたと訴え、一部で大騒ぎになったDJ SODAさんの事件ですが、「犯人」が自ら名乗り出ました。
そして、この男性2人は、実業家の“青汁王子”こと三崎優太氏が自身のユーチューブ番組に顔出しで出演したんですね。
彼らはDJ SODAに謝罪。触った行為については「テンションが上がってしまいました。『宴や』みたいなノリでお酒をいっぱいいってしまって、その勢いで近づいていってしまった」などと振り返っています。
三崎氏は2人を連れて交番を訪れたとのことです。
三崎氏は「昨日の動画の件で、色々な意見を頂きました」とさまざまな反応があったことを明かし、以下のように語っています。
「僕は直接の当事者ではないですし、賛否両論あるのは当然だと受け止めています。それでも顔出し謝罪を望んだ彼らの誠意に報いたかった」
また、「日本が痴漢大国だと世界に誤解されることは非常に悲しいです。一日も早くこの問題が解決することを願います」とも述べています。
まあ、これでいいんじゃないですか。
DJ SODAさんや企画会社は警察に訴えていますから、何らかの事情聴取等が行われるかもしれませんが、それほど大事にはならないでしょう。
ただし、私のブログにも書きましたが、DJ SODAさんの「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がないので、絶対に被害者を問題と考えて責任転嫁してはいけない。原因は露出が多いセクシーな服装ではなく加害者である」との発言には批判的意見があります。
たとえば、実業家のひろゆき氏は、以下のように述べています。
「ユタ州立大学の調査では性被害者の22人に1人は、挑発的な服装が被害の一因だそうです。ちなみに殺人だと22%は服装が原因になるそうです」と、強姦事件と被害者の服装に関する論文や統計データから引用した情報を記載し、「治安の悪い場所では服装に気をつけたほうが良いですね。『服装と性犯罪の被害は絶対に関係がない』は嘘です」
また、漫画家の倉田真由美さんは「誰も服装で人を判断できない」との主張に、「いや、できるよ。だって服を選ぶのは自分。センスも、自分をどう見せたいかも、その人の考え方から出てきたもの。何を着るか自由だからこそその人らしさが出るし、『ファッションは自己表現』と言える。服によって『どう見られるか』は、自分が引き受けなくてはならない」と反論しています。
これは私の意見と同じですね。
意図的に煽情的な格好をすれば、それを見て様々な妄想を巡らせる人間(男性に限らない)がいるのは当たり前で、その一部が違法行為に走ることもありえます。
何度も繰り返しますが、女性の身体に本人の意志に反して触ることは犯罪であり、加害者は罰せられなければなりません。
ただし、裁判になれば被害者の服装が問題になることは間違いありません。
いくら、「被害者を問題と考えて責任転嫁してはならない」主張しても、少なくとも裁判では争点にはなるでしょう。
それにいくら加害者が悪いに決まっていると主張しても、それだけで犯罪を抑止できません。
仮にできたとしても時間がかかるでしょう。
それまでは犯罪に出会う機会を減らすほうが賢いと思うのですが。
最後に書いておくと、三崎氏は「日本が痴漢大国だと世界に誤解されるのが悲しい」としていますが、「痴漢大国」との表現はともかくとして電車の中での痴漢行為がかなり頻繁に見られることは事実です。
勿論、種類が違うだけで、どこの国でも性的犯罪は起きているはずですから、日本だけが特別に酷いわけではないでしょうが。
その点ではDJ SODAさんの反応は、何か日本をおとしめようとする意図があったのではないかとも思えます。
とにかく、今回の騒ぎは「犯人」が名乗り出たのですから、ここらで幕引きにすべきでしょう。
では