何故、運営側の責任を問わないんだ?-DJ SODAさんの件
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コラム
DJ SODAさんの件はもういいかなと思ったのですが、You Tubeで芸能界系のチャンネルを運営しているさっきーさんという方が興味深い意見を述べておられたので再度取り上げることにしました。
さっきーさんは「ファンが騒いでいるところに、突然、フェンスの上から身を乗り出したら触られるのは当たり前。彼女はステージから降りて、わざわざ備えつけの階段を上って身を乗り出している」と述べています。
まさにそうですね。
自分から触られにいっているわけです。
これでも本人に何の責任もないのでしょうか。
ロックグループのコンサートでファンの方にダイブをしますが、その時には胸や、場合によってはもっと微妙な部分を触られることもあると聞きます。
これも触った方が100%悪いのでしょうか。
さらにさっきーさんは、「DJ SODAさんが触られたときに運営側の警備員がついていなかったが、なぜか誰もそのことには触れない」と指摘します。
ひょっとして、触るほうが悪いんだから警備なんかする必要がないという理屈なのでしょうか。
とにかく運営側の責任を問う声が聞かれません。
何かに忖度しているのでしょうか。
そして、テレビのコメンテーターたちも、一様に、触った方が悪い、被害者側には何の責任もない、服装をとやかくいう人間は加害者を擁護しているといった論調です。
まあ、彼らは世間の潮目を見て発言していますからね。
思い切った意見なんていえるわけがない。
前から思っていることですが、こんなんじゃテレビのコメンテーターなんて要らないでしょう。
また、ある女性コメンテーターは、「隙があったから被害にあったという考えが誤りです」と主張。
では非常に治安の悪い地域を深夜に一人で歩いて、性的犯罪にあった場合、勿論、これも加害者側が悪いことはいうまでもないのですが、被害者になんの責任もなかったのでしょうか。
潜在的なリスクを認識し、予防を図るのは当たり前だと思うのですが。
最後に書いておくとDJ SODAさんはあるインタビューで、以下のように語っています。
「私の職業を知った方が、『麻薬をしているのか』と聞く人もいる。麻薬なんてしていないし、コーヒーもタバコもお酒も飲まない。見た目で悪いと判断したり、実力はないのに外見で売れたとか、セクハラを受けて当然と断定するのは、本当に悲しいこと」
本人としてはそう思いたいのでしょうが、外見というか服装で売れたことはまちがいないでしょう。
ブランディングですから、何も恥じることはない。
「セクハラを受けて当然」についても、それが正しいかどうかは別にして、日本社会に今でもそういう風潮があることは否定できません。
正して行くべきだとは思いますが、それまでは女性も自衛を考えるべきはないのでしょうか。
では