ちょっと前に芸人のラサール石井さんが以下のようなツィートを発信しました。
-返事はまだない。読んだかどうかもわからない。
これが岸田首相の「聞く力」-(引用終了)
少し説明すると、幾つかの新聞によると、東京都世田谷区の私立和光小6年の36人が今年初めに岸田首相に宛てて手紙を書いて送ったそうです(新聞では投函前の手紙の封筒の写真を掲載)。
その内容は以下の通りです。
「私たちは、社会科や総合学習で、沖縄のことや戦争のことを学んできました。戦争は遠い昔の話だと思ったのに、今も苦しんでいる人がいることや、今にも続く問題であることがわかりました。
「戦争は怖いし、絶対にやってはいけないと思っていたのに、ニュースで防衛費をあげようとしていることを知りました。そこで岸田首相に『ぜひ聞いてみたい、伝えたい』という声があがって、クラスのみんなで手紙を書きました」(引用終了)
なぜか、ラサールさんは、岸田首相は答えておらず、読んだかどうかも疑問だとしていますが、首相自身が記者会見でこの手紙に触れ、
「一つひとつにお返事を出すことは困難でありますが、安全保障政策については、国民の皆さんのご理解が得られるよう努めていきます」と述べています。
まあ、直接、返信はしていないようですが、当然でしょう。
首相ともなると大量の手紙やメッセージが送られてくるでしょうから、それらすべてに答えることは不可能です。
ただ、私なんかはひねくれているので、この小学生の手紙なるものにかなり胡散臭さを感じてしまいます。
投函前の封筒の写真が掲載されているということは、あらかじめ各新聞社に送ったということですが、明らかに子供の智恵ではない。
大人が手伝っている、というか大人が陰で糸を引いているのが丸わかりですね。
「戦争は怖いし、絶対にやってはいけないと思っていた」も教師の意見のような気がします。
小学生がどれだけ安全保障について理解しているのかが疑問ですし、きちんと国防や自衛隊の役割について教えたのでしょうか。
また、疑問があったら首相に直接聞くというのも短絡的です、
普通は答えてくれませんからね。
また、答えが返って来たとしても、紋切り型のものになるに決まっています。
要するにパフォーマンスを狙っただけでしょう。
大体、私は今回の手紙に限らず、いろいろな儀式の際に、小学生に作文等を読ませるのが嫌いですね。
本当に彼ら、彼女らが考えたとは思えない内容が多いじゃないですか。
いつもこれは大人が手取り足取りして教えた、感動ポルノを狙った演出だろうと思ってしまいます。
もうこういうことに子供をダシに使うのは止めたほうがいいでしょう。
教育にいいとも思えませんし。
では