呪われたマンガ「エイトマン」

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You Tubeを見ていると「エイトマン」が取り上げられていました。

懐かしかったなあ。

最近の人は知らないでしょうが、私がものすごく若かった時に一世を風靡したマンガです。

後にアニメ化されましたが、これも大人気でした。

ただ、このマンガは呪われているといわれるほど関係者にさまざまな事件が起きています。

まず、作画を担当した漫画家が拳銃不法所持による銃刀法違反で逮捕されたため、「エイトマン」は連載が打ち切りになりました。

そして、アニメの主題歌を歌った歌手は、アニメ終了後かなり経った後ですが、愛人を絞殺し、10年の刑に服しています。

さらに原作者の小説家はエイトマン以外にも本業の小説で大ヒットを飛ばしているのですが、ある宗教にはまり一時、作品が完全に迷走しました。

ただ、「エイトマン」を巡る諸事件で私が特に気になったのは、アニメ「エイトマン」は海外放映権契約事件ですね。

「エイトマン」の海外放映権契約はアメリカのABC Filmsに販売されたのですが、その際に契約書が英語で書かれていたために、十分に内容を確認せずに調印しました。

そのため、映権以外にも商品化権・音楽著作権・出版権などの海外における「エイトマン」の諸権利を一括して譲渡する羽目になり、その上、原作が存在する作品である「エイトマン」を原作者や出版社に無許可で権利を売却してしまったという問題も発生。

なんでも、契約書を関係者のコネで雇った、英語が堪能だとの触れ込みの人物が実際にはまともに英語の文章を読めるほどの実力がなかったことが原因だそうです。

しかし、かなりの金額が動くであろう契約をよくもそんないい加減な対応ができたものです。

とにかく、こうした不祥事が続発して「エイトマン」は、そのためかどうかは知りませんが、一時はほぼ幻のマンガとなっていましたが、一度再評価されたことがあります。

途中で打ち切られたために発表されなかった結末部分が日の目を見たり、再アニメ化や、なんと実写映画化もされています。

とはいえ、さすがに昔の勢いを取り戻すまでにはいたらなかったようですが。

私なんかは、現在のアニメと比べても、技術はともかく、主人公のデザインは秀逸だと思うのですが。

最後に書いておくと、

アニメ「エイトマン」の主題歌は「光る海、光る大空、光る大地・・・」で始まるのですが、かなり前に、光フレッツのCMに使われました(スマップが歌っていました)。

大企業がイメージを大切にするテレビCMにこんないわくのある歌を使うなんてと驚いたことを覚えています。

そういえば、上記の漫画家、歌手、原作者は全員物故しています。

といっても、呪いのためではないですよ。

では

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