フランスでは不倫恋愛をしても大統領になれる件

記事
コラム
フランスのマクロン氏大統領は39歳で就任し、フランス史上最年少の大統領ですが、その若さ以上に注目されているのは、24歳年上のブリジット夫人とのロマンスですね。

そのためか、大統領夫妻は特に女性たちに人気があります。

今日は彼らのラブストーリーをご紹介しましょう。

2人が初めて出会ったのはマクロン氏がまだ15歳の高校生の時です。

当時、ブリジットさんは39歳。

マクロン氏が通う高校の国語の教師で、演劇サークルの顧問でした。

さらに、既婚者で、子どもも3人。

このブリジットさんにマクロン氏は恋をします。

そして、17歳の時に告白し、恋愛関係になりましたが、さすがにこの恋は実らず、マクロン氏の両親は彼をパリのエリート校に転校させました(ブリジットさんがマクロン氏の将来を案じてパリのエリート校への転校を勧めたという説もあります)。

しかし、マクロン氏は「将来、必ず戻ってきてあなたと結婚する」と宣言したといわれています。

そして月日が経ち、エリート銀行員となった29歳のマクロン氏は、すでに離婚していたブリジットさんと結婚、夫婦となります。

この時、ブリジットさんは53歳。

ちなみにブリジットさんの子どもは長男、長女、次女の3人ですが、この長女とマクロン氏は同級生でした。

この長女が「同級生でものすごく頭のいい男子がいる」と言ったのが、ブリジットさんがマクロン氏の存在を知るきっかけだったという話もあります。

2人の間に実子はいませんが、もちろんマクロン氏はそんなことは気にしません。

この二人の話は有名で勿論、ほとんどすべての国民が知っています。

そして、上に書いたように、特に女性たちに支持されているのです。

しかし、日本では女優と料理人の不倫で大騒ぎ、当事者の2人は共に職を失い、国外に逃亡するとの話も聞こえています。

最近、特に日本ではこうした不倫恋愛に世間は厳しい目を向けるようになってるようです。

フランスとは大違いですね。

そこで、日本とフランスの不倫に対する考え方を比較してみました。

1. 文化的背景
日本は、伝統的に家族や共同体の結束が重視される文化を持ち、個人の欲望よりも社会的なルールを尊重する傾向があります。家族の団結や名誉、信頼を重んじる日本社会では、不倫は家庭崩壊や信頼の崩壊を招く悪い行為として厳しく見られることが多い。

一方、フランスは西洋の文化を代表する国であり、個人の自由や幸福追求が重視される傾向があります。フランス社会では、恋愛やセックスに対して寛容な考え方が広く受け入れられており、自己の幸福を重視する傾向があります。そのため、不倫に対しても日本ほど厳しく非難されることは少ない傾向があります。

2. 歴史と宗教
日本は、仏教や神道などの宗教的要素が強く影響を与えてきました。これらの宗教では、家族の結束や信頼を重視する教えがあり、不倫は道徳的にも悪い行為とされてきました。また、日本の歴史的な背景においても、家族や家督の重要性が強調され、不倫は家族や家の秩序を乱す行為として忌避されてきました。

一方、フランスはキリスト教が主要な宗教として広く信仰されていますが、宗教的規範に縛られることなく自由な精神が根付いています。キリスト教では不倫は罪とされていますが、現代のフランス社会では宗教的な規範よりも個人の幸福追求が重視される傾向があります。

3. ジェンダー平等と社会的立場
日本では、昔から男女の役割分担が厳格であり、男性が家族の経済を支えることが期待される一方、女性は家庭や子育てに専念することが求められてきました。このようなジェンダーの役割分担が、不倫をする男性への社会的な非難を相対的に強める要因となっていると言えるでしょう。

フランスでは、男女のジェンダー平等が相対的に高い水準であり、女性も社会的に活躍することが一般的です。ジェンダー平等が進んでいるため、不倫に対する非難が男性に集中することは少なく、男女同様に問題視する傾向があります。

まとめると、日本とフランスは文化、歴史、宗教、ジェンダー平等などの要素によって不倫に対する考え方が異なるわけです。

日本では家族の団結や社会的なルールを重視する傾向があり、不倫は厳しく非難される一方、フランスでは個人の自由や幸福追求が重視され、不倫に対する寛容な考え方が一般的です。


どちらの国がいいかは価値観によって違うでしょうが、私はこの問題についてはフランスが好きですね。

では


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す