バスの運転手は休憩時間にカレーを食べてはいけないのか?
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コラム
なんでも高速バスの運転手さんが休憩中にサービスエリアでカレーを食べたことにクレームをつけた人間がいるんだそうです。
この運転手さんは以下のようにツィートしています。
「バスの運転手さんがサービスエリアでカレーライスを食べている、というクレーム。休憩中にカレーを食べてはいけない理由を具体的に説明しろや!!」
これには、1.1万のリツイート、4.5万の「いいね」が付き、複数のネット媒体でも取り上げられるほど、大きな注目を集めました。
寄せられたコメントを見ると、
「え・・・!?逆に何がいけないんですか??」
「クレームを付ける人はバスの運転手さんをロボットの様に思っているんでしょうか?」
「言いたい事は微妙に分かる 接客中に飯食いながら接客されたら嫌だ だけどSAに止まってる間は客の休憩時間でもあるが、運転手の休憩時間でもある そこに制限をかけるのがおかしい」
ご覧のように、基本的には「クレームをつけるほうがおかしい」という意見がほとんどですね。
しかし「国際政治学者。社会学者」なる人物が、以下のように発信しています。
「高速バス運転手カレークレームの意味が分からないってのも逆にヤバい。カレーを食うな、ではなくて、飲食という生理現象を客の前で見せるのは無礼、という意味。この感覚を持つ人は少なくない。それが正しいかは別として、少なくない人が持つ感覚は知っておいた方がいい」
なるほど、しかし「この感覚を持つ人は少なくない・・・」そうですが、コメントをみるとそうでもないみたいです。
この「国際政治学者。社会学者」さんは自分の感覚を正当化したいだけでしょう。
「それが正しいかは別として」って、正しくないいんじゃ主張してはいけないし、クレームをつけるなんてもってのほかです。
そういえば、佐川急便の配達員が夏場に水を飲んでいたらクレーム入れられたそうです。
また、おまわりさんが真夏に水分補給してると「サボってる」ってクレームが来るとか。
さらに、嘘みたいですが、救急車がコンビニに寄って買い物をしただけでクレームが来るため、救急隊員は、いったん消防署に戻ってから休憩を取るなど、気を遣っているとのことです。
しかし、熱中症などで出動が多い夏場はそうもいかないため、さいたま市消防局は2022年7月、「救急隊に食事の時間を!」というツイートを投稿しています。
「救急出場が続くと、救急隊が消防署に帰れない時があります。そんな時は、出場できる体制を取りつつ、救急隊がコンビニ等で飲食物を購入し食事をする事がありますので、ご理解をお願い致します」
いつも思うことですが、どうしてこんな理不尽はクレームに真面目に耳を傾けるのでしょう。
聞き入れて、対応するから、さらにひどいクレームが来るんです。
提案ですが、クレームは記名式にしたらどうでしょう。
なんならクレーマーを呼び出して公開で討論すればいい。
たとえば、休憩中にカレーを食べたとのクレームについては、クレームの根拠を聞き、会社側は会社の方針とか労働基準法の規定等を丁寧に説明するわけです。
クレーマーにも責任を持たせれば、いい加減なクレームがなくなるはずです。
児童公園の件でもいいましたが、ことなかれ主義ではクレーマーは増長するばかりです。
毅然とした対応をしないと、そのうち、収拾がつかなくなるでしょう。
では