日本は真面目過ぎるって、じゃあ外国はそんなにいいのか?(続き)

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昨日の記事に続いています。

今日は、日本人の海外就労について私が住んでいたフランスの例を書きたいと思います(過去の記事の一部を下敷きにしています)。

昔は日本からフランスに逃げてくる人が結構いました。

当時は労働許可証は比較的簡単でしたからなんとかなったのですが、フランス語の問題で彼らのほぼ全員が免税店や旅行関係の仕事(送迎員、ガイド)に就きました。

そして、こうした比較的甘い時代ももう終わっていますので、今では当てもなくフランスにきて仕事を見つけるなんて夢のまた夢でしょう。

そういえば、パリにいたときに、スナックで酒を飲んでいると、日本人の若者が入ってきました。

何でもするから働かせてくれというのです。

その店は小さいので人手は要らないのですが、そうでなくてもそんな簡単に人を雇えるわけがありません。

少なくとも学生労働許可証を持っていないと怖くて働かせることなんかできないのです。

ファッション関係の仕事にしても、マンガやドラマではパリで大活躍する日本人デザイナーなんてのがよく出てきますが、ケンゾーやイッセー・ミヤケの時代ならいざ知らず、今では、フランス人と結婚して労働許可証を取得しない限り関連企業に入社することもできないでしょう。

これは恐らく他の欧米諸国でも同じだと思います。

ですから、本気で日本を脱出して外国で仕事をしたいのなら、まず日本で求人を見つけないといけません。

ただし、わざわざ日本で求人するわけですから、よほどの特別の資格・技術が求められているはずです。

たとえば調理師ですね。

一昨日書いた看護助手で月収80万円なんてのは、嘘でなければ、オーストラリアという特殊な事情の国だからだと思います。

私に知る限りだと看護助手がそんなに高い給料を貰える国は他にありませんから。

海外で働くというと、多くの人はコンサルタント会社でバリバリ働くなんてことを考えていると思いますが、これも物凄くレベルの高い英語が必要とされます。

昨日の記事に出てきたような日本の言葉づかいについていけないような言語感覚の鈍い人にはまあ無理でしょう。

こうして考えるとやはり調理師が一番いいかな。

専門学校で調理師資格を取って、求人がくるのを待てばいい。

それ以外の職種では、なんどもいいますが、何のスキルもない人間はお呼びではないということです。

では


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