最近、立憲民主党所属の原口一博衆議院議員が、なかなか結構なツイートを発信していますので、ご紹介しましょう。
(以下、引用)
「私が岸田首相の立場なら防衛費GDP比2%増ではなく
『外交力倍増』を目指す。
敗戦、占領を経験した日本国民にとって、この方がどれだけ安全かわからない。
安全保障とは、単に防衛費を積み増せばなると言う単純なものではない」
(引用終了)
なるほどねえ。
で具体的には何をするんでしょうか。
以前から立憲等の野党は似たようなことをいってきましたが、「外交力」とは一体何なのでしょうか。
それを説明しないで「倍増」と言われても、申し訳ありませんが、私には言葉遊びにしか思えません。
まあ「外交」とは話し合いや交渉だというかも知れませんね。
しかし、実際に何か国際問題が発生したときに、純粋な話し合いだけで解決されたことがありますか。
ほとんどの場合、軍事力を背景にした交渉だと思いますが。
そしてそれが上手くいかずに戦争に発展してしまう。
そんなことはウクライナとロシアの例を見ればわかるはずです。
そのためにも軍事力の充実化が必要なのです。
大体、立憲は話し合いが大事だといっていますが、国会でも頻繁に審議拒否をしていますよね。
これが話し合いが重要だとする人たちの取るべき姿勢なのでしょうか。
実力行使ばかりしているじゃないですか。
ついでにいっておくと、共産党も同様に防衛費増額に反対し、「力対力では平和は訪れない。外交による平和を作っていこうというのが私たちの根本的な対案です」としています。
ここでも外交、つまり話し合いによる平和を謳っていますが、ごく最近も共産党は党首公選制など同党改革を訴える著書を出した党員を除名にしました。
共産党は多様性を謳ってきたと思いましたが、実際は異論をまったく許さない。
ダブルスタンダードもいいところです。
こんな偏狭としかいいようのない政党が話し合いの重要性を主張するなど、私には悪い冗談にしか思えません。
それに前にも何回か触れましたが、20年も同じ人間が委員長の座にある独裁としか表現のしようのない体制を敷いている政党に話し合いについて何もいう資格はないと思いますが。
立憲も共産党もとにかく外交が大事だとお題目のような唱えるのではなく、具体的な方法論や構造論を示さないといつまでたっても国民の支持は得られないでしょう。
なんていっても変わらないだろうなあ。
では