「台湾独立を支持しないとハッキリと仰って頂きたい」と総理に詰め寄った末松議員
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一昨日、昨日と続けて触れた立憲民主党の末松義規議員ですが、最近にもなかなか香ばしい発言をしています。
衆議院の予算委員会における台湾独立問題についての立民の岡田克也幹事長の「もし独立を支持してもらえると思えば、そういう人たちが台湾の中で増えれば、その動きは止められなくなるかもしれない。アメリカは台湾の独立は支持しないと言っている、その表現、総理くちにできないか」との発言を受けて、
「台湾有事の際、台湾独立の動きは封じていかなければならない。台湾独立を支持しないとハッキリと仰って頂きたい」と岸田総理に詰め寄ったんですね。
これに対して、岸田文雄総理大臣は「外交上、どういった言葉遣いをするかが重要だ。わが国の対応は一貫している、変わっていない」と答えました。
しかし、「独立は支持しない」はまだいいとして、「台湾独立の動きは封じていかなければならない」というのは明らかに行き過ぎでしょう。
案の定、在日台湾人団体「全日本台湾連合会」は、台湾独立を抑え込むかのような立憲民主党議員による国会発言について、「台湾人の人権や感情を蹂躙するものだ。言語道断で容認できない」との抗議声明を出しています。
大体、バイデン大統領は「台湾の独立は支持しない」なんて言っていません。
バイデン大統領は、米CBSのインタビューの中で、彼の発言が米軍が台湾を守るという意味かと質問され、「そうだ」と答え、以下のように述べました。
「『一つの中国』政策があり、台湾は独立について自分たちで判断している。我々が動いているわけでも、台湾に独立を促しているわけでもない。台湾が決めることだ」
つまり、「米国は台湾の独立を支持しないが否定もしない。あくまでも台湾の問題なので彼らが決めればいいことだ。米国が干渉する立場ではないが、もし、中国が一方的に台湾有事を起こしたら、米国は台湾を守る」ということなのです。
立民は一体何を考えてあのような曲解をしたのでしょう。
大体「台湾独立を支持しない」と「台湾独立の動きは封じていかなければならない」はイコールではありません。
末松氏の言っていることは完全に内政干渉です。
この末松氏の姿勢に対して、ネットで「末松は中国の回し者か」といった声が多数上がりました。
これを見て末松氏は必死に言い訳。
「11/29の衆議院のTV入り予算委員会での質疑の際に、私が岸田総理に対して「日本として、台湾の独立は支持しない!」ということをはっきり言うべきだと指摘しました。
より正確に言えば、現状変更となる『台湾独立宣言』を日本の安全保障の観点から支持しないということです。
(中略)
日本の政治家として、中国の立場だけから述べているわけではなく、私自身、中国から頼まれたことも一度もありません」(引用終わり)
本当に見苦しいですね。
まず、「11/29の衆議院のTV入り予算委員会での質疑の際に、私が岸田総理に対して『日本として、台湾の独立は支持しない!』ということをはっきり言うべきだと指摘しました」というのはまったくの嘘です。
ごまかそうとしても「台湾独立の動きは封じていかなければならない」と言っている動画が残っていますからね。
こういうところに彼の本質が表れます。
そういえば、末松氏は過去にもひどい発言をしています。
「ゼレンスキー大統領のケースは、人気者だし魅力もある方ですが、ロシアという獰猛な国家から国を常に防衛せざるを得ない立場を考えると、『若さ』が『馬鹿さ』となったようにも感じます」
当然ながらこのツィートも「命をかけて守っている人に対して『馬鹿さ』とは、あなたに人の血は通っているのですか?!」と批判されました。
これも末松氏はあわてて削除しています。
要するにそういう人なんです。
まあ、末松氏の選挙区の有権者の方々も、末松氏の立ち位置や人間性がよくわかったでしょうから、次の選挙のときに審判を下してあげてください(無理かな)。
では