よく、人は金や外見じゃないなどなんていいますが、これは単なる建前の言葉で、特に女性は美貌がもてはやされるに決まっています。
内面が大事だなんて言っても、後で離婚するカップルなんて山ほどいるでしょう。
「あんな人とは思わなかった」と言うわけですね。
内面がいいから結婚したはずなのに。
それなら初めから女性は金を持つ男性、男性は美しい女性を選ぶほうがいいんじゃないですか。
それが出来ないのは単に自分がそうした選択が許されるような立場にいないからでしょうね。
また、男は金ではないと言っても、額にもよると思います。
小金持ちと何百億円とでは全然違います。
何百億円の資産の前には、たとえどんなに面白くなくても、どんなに嫌な人間でもたいていの女性は我慢するのではないでしょうか。
そんな男性に求婚されたことのない人はどんなことでも言えますが。
「お金に頭下げない人間はいない、と断言した人がいますが、私は、その人を軽蔑します」といった意見を聞いたことがあります。
正しい意見ですし、尊重すべきでしょう。
しかし、会社を経営していた経験から言わせていただくと、仕事を貰うためには(要するにお金のためですね)、クライアントに頭を下げることは当たり前だし、理不尽なことを言われても、反発することなど考えられませんでした。
私には家族はいませんでしたが、養うべき妻子を持っている人だとなおさらでしょう。
会社で働いていても同じことです。
営業担当であれば、客の顔色をうかがわなければならないし、別の部署であったところで気に食わない上司の言うことを無視することはできません。
金に頭を下げないで生きて来られた人は、ある意味では大変幸せですね。
信念でそうなのか、たまたま状況がそうだったのかは別にして。
次に、人は外見じゃないとの意見についてですが、では何が重要なのでしょう。
初めて会った人間を判断するのに外見でなければ何を見ればいいのでしょうか。
それに、人は外見じゃないと言う人間は、それが負け惜しみでなければ、自分を見誤っていないか考えたほうがいいでしょうね。
人はルックスに関しても随分自分に甘いですが、内面となるとさらにひどく、本当の姿がまったく見えていない場合があります。
少なくとも私は、外見もとても自慢できるようなしろものではありませんが、内面はさらにひどいものです。
自分の心が他人に見えなくて良かったと心から思っています。
ルックス最悪、性格最低の私に残された唯一の可能性は金なんです。
そう思っている男性は多いんじゃないかな。
ただ、私には不幸にして金儲けの才能もありませんが。
ううむ、出口なし!