なんでも一番じゃないと気が済まない。歩く時も小学生なんかとどちらが早く歩くかなんかで競争するとか。
大笑いですね。どんなことにでも一番でいることなんか誰にも不可能でしょう。
どこかで妥協するしかない。
社会に出ていれば段々とわかってくるはずです。
そして、プライドの高さと負けず嫌いとは関係がありません。
その辺を勘違いしている人は確かに多いようですが。
今までこのブログでも何回か説明しましたが、プライドとは自分を捨てて、他人の役に立てるか、それに名誉を掛けられるかです。
全財産と夢を掛けて参加したヨットレースで、他の参加者を助けるために優勝を諦めてコースを引き返した人。
人生を僻地の人たちに捧げ、それを誇りもせず、巻き込んでしまったと家族に謝る医師。
こんな人たちです。
それがわからないで、子供と歩きで競争をして、プライドをうんぬんするのはとても頭がいいとは思えません。
次は、記憶力が良すぎて困るという高学歴女子。
彼女は複数のルービックキューブを覚えてから、目隠しをして順に揃えるという競技で女性世界一なんだそうです。
そして、普通の会社に就職しているが、メモなんか取らなくてもすべて覚えることができるのに、新人はメモを取らないと評価されないし、将来の出世にもかかわるのが悩みだとのこと。
不思議な考え方ですね。必要がなくても、メモを取る振りくらいすればいいじゃないですか。出世にかかわるのなら。
そんな大した手間でもないでしょう。
それに、ちゃんとしたメモの取り方も知らないんじゃないかな。
メモというのは、単に人の言うことを書き留めればいいというものではありません。
書きながら筋道を立てて、まとめていき、それを見るだけでさっとレポートを作成できるくらいじゃないと駄目なんですね。
これだとやみくもに全部覚えるよりも合理的ですし、考えることもできます。
記憶するにしろ、メモを取るにしろ、後でどう生かすかが重要なんです。
つまり、記憶するだけでは駄目で、整理してフィードバックできる知識にしないといけない。
そういう技術を習得すれば、他の社員と差がつ付けられるでしょう。
彼女はメモを取らないと出世できないと言っていますが、多分考えすぎですね。
彼女が出世できないとすれば別の理由からでしょう。