【Tableau】色使いのコツ

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IT・テクノロジー
こんにちは。
今回は、BIツールTableauで悩みがちな色の使い方をまとめます。
TableauでVizを開発する際に、個人的に意識していることを解説します!!

【色使いのコツ 4か条】

1.強調したい要素に色を使う
2.使う色に意味を持たせる
3.枠線は不必要につけない
4.彩度が低い色を使う

では、それぞれ具体的にどういうことか、詳細に見ていきます。

1.強調したい要素に色を使う

Vizを見た人に特に見てほしいものにだけ色を使う
特に明るい色は、人の視線を引き付けやすいです。
あまり見る価値がない指標、図形などに色がついていると
無意識にそちらに視線を向けてしまい、
Viz作成者が本当に見てほしいものを見てくれなくなってしまいます。
強調したい指標、図形に色を使うようにして、
強調すべきものを際立たせましょう。

2.使う色に意味を持たせる

色に役割を持たせ1つのメッセージを持たせる
色には誰しも一般的なイメージがあります。
一例ですが、
 赤=危険な色
 緑=安全な色
というイメージです。

具体的なシーンで考えてみると、
例えば自社の売上の予算達成状況を確認するためのVizで、
 予算未達⇒赤
 予算下達⇒緑
という色使いをしてあげると、以下の流れで実際の経営判断(=アクション)につながりやすくなります。

■予算達成状況が「赤」(=未達)
 ⇒見た人は危機感を感じる
 ⇒予算達成のために新たな施策(アクション)が必要だ。

■予算達成状況が「緑」(=達成)
 ⇒ひとまず売上予算は安心
 ⇒この情報に加えて「利益」が黒字なら追加投資(アクション)をしよう。

色に意味を持たせ人の感情を動かすことにより、
より一層、見た人のアクションに貢献するVizを作ることができます。

ただ、
 ・色数が多すぎて色の持つメッセージが多すぎる
 ・Viz全体の背景色に色を使ってみずらい
ということよくあるので、色にメッセージを与えたい際は、
以下2点も意識しましょう。
 ・色は多くても4色
 ・Vizの背景色はグラフに使っている色との相性を考慮

色のメッセージが際立つように配色すべきです。

3.枠線は不必要につけない

余計な視覚効果は省く
Vizを作り始めると
「タイトルとグラフの領域を区切りたい」
「特に見てほしいグラフの領域を強調したい」
というのはよくあることかと思いますが、
この時に”枠線”を使ってはいけません。
枠線をつけるとVizを見たときに枠線に視線が言ってしまうためです。
加えて細い線がVizについていると、すこしかっこ悪くなってしまいます。

ほかの領域と区切りをつけたり、特定のグラフを強調したりするならば、
対象のワークシートが乗っているコンテナの背景色を目立たない色に変えて
あげると、非常に見やすく区切ることができます。
それに、枠線よりも洗練されたデザインになります。

4.彩度が低い色を使う

明るすぎる色は使わない
色でメッセージを伝えたい、という思いから
蛍光色など、彩度高くてまぶしいと思うほどの色を使ってしまう
場合があります。

明るすぎる色、これも過剰な情報です。
色でメッセージを伝えたいならば、色だけがついていれば伝わるはずで、
明るい必要はありません。

基本的に、パステルカラーなど、彩度が抑えられた色を使うことを
おすすめします。

最後までご覧いただきありがとうございます。
今後もTableauにかかわらず、自分のスキルや知識を発信していきたいと
思っていますので、何卒よろしくお願い致します。


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