今日、Amazonから朗報が届きました!
なんとKindleで出版したペーパーバックの「著者用コピー」が注文できる様になったとのこと。
さっそく少し前に出版したペーパーバックの著者用コピーを注文してみました!
・著者用コピーってなに?
・注文方法は?
・想定外の大きなメリット
・注文してみてわかった注意点
を具体的に詳しくまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください!
ペーパーバックの著者用コピーってなに?
著者用コピーとは、Amazon で販売されている「販売中」のペーパーバックを印刷したものです。(と、公式サイトに説明があります)
著者用コピーを注文するとは...、平たく言えば
自分の本を「印刷代分の費用」だけで注文できるようになったということ。Amazonから出版手数料は取られません。
自分が出版したペーパーバックを、「印刷代」だけの価格で自分用に注文できるなんて嬉しいですね♪
これまでは、出版したペーパーバックの実物を確認するために「自分用」に注文すると、実際の販売価格と同じ価格で購入しなくてはならないのが残念だなー(高いなー)、とずっと思っていたんですよね。
まず、出版中のペーパーバックの販売価格内訳を確認してみた
真っ先に気になるのは、著者用コピーは本当に安くなるの?印刷代だけでいいの?いろいろ疑問がわきました。
まず、私が実際に出版している本を例に「販売価格」の内訳を見てみましょう。
念の為、KDPの本棚の「印刷版の本の価格の編集」から、販売価格の内訳や印刷コストを確認します。
販売価格を1,500円(税込1,650円)で販売しているこの本の場合、
1,500円の内訳は
・印刷コスト:747円
・自分が受取る印税153円
・アマゾンの取り分:600円
・送料込み
著者用コピーでは、このアマゾンの取り分600円を支払う必要はありません。これは大きいと思いませんか?
印税153円はもらえませんが、費用が安くなるのでとにかく嬉しい♪
著者用コピーを注文してみた!本当に印刷代だけで済むのか?
まず、著者用コピーの注文方法を解説します。
KDPの本棚から、著者用コピーを注文します。
「著者用コピーを依頼」をクリック。
次の画面で、注文数と注文するマーケットプレイスを選択。
「注文を送信」ボタンを押します。(注文確定の意味ではありませんので安心してください)
すると商品小計に税込747円と表示されました。
事前に確認した印刷代と同じ金額。本当に印刷代だけで購入できるっ!
でも、それはぬか喜びでした。
著者用ページの注意点2つ
ここでわかった注意点を2つお伝えします。
1)配送料・手数料 がかかる
2)通常より納期が少し遅い
順番に見てみましょう。
配送料・手数料 について
先ほどの次の画面へ進むと、残念ながら、著者用コピーには送料がかかる事が発覚。配送料・手数料は 410円です。
これは、たしか「校正刷り」を取り寄せた時と同じ送料です。
通常注文では送料は無料なのになんかちょっと残念...
納期について
6月22日の16時頃に注文したところ、お届け予定日は6月29日と表示されました。納期は1週間です。
通常の注文なら2〜3日程度で届くのに、著者用コピーの納期は日にちがかかりますね。
著者として自分の出版物をいち早く確認したい場合には、納期があまりにも遅い!
私はそう思いました。(が、実際は3日後に届きました!)
知っておくべき著者用価格の大きなメリットとは?
著者用コピーには、とても大きなメリットを得られるケースがあります。
それは複数冊まとめて注文する場合です。
先ほど配送料・手数料が410円とお伝えしましたが、上限999冊までの注文でも、一律410円と表示されました。(後日、5冊まで送料一律410円と変更になったようです。)
その証拠がこちら!
印刷コストが747円の書籍を、999冊注文する直前の画面です。
初めは10冊ならどうだろう?100冊なら?と冊数を増やしていき、ついに999冊まで送料は410円のままでした。
ここまでになると、Amazonさんは大赤字になってしまうのでは?と心配になります。
著者用コピーは「大量注文」に向いていることがわかりました。
追記
【注意!】約1ヶ月後、実際に20冊注文したら送料は980円でした。
999冊まで送料一律ではなくなりました。でも20冊で送料980円ならコスパはいいですね。
(著者用コピーのサービス発表直後は、amazon側の設定が間違っていたのかもしれません。注文を確定する前に送料を確認してから発注してください。)
著者用コピーのまとめ
著者用コピーは配送料がかかってしまいますが、amazonの取り分を払わなくて済むので、冊数や本の価格によって通常注文よりお得になります。
まとめて複数冊注文したい時に特におすすめできます。
一方で、納期が通常より少し遅い傾向にあることもわかったので、この2つの点は頭に入れておくと良いでしょう。
もし著者用価格に魅力を感じたら、
ギフトとして贈ったり、作品の売り込みや販売促進(大量印刷向き)に利用することができるので、これは大きなメリットになりそうです。
最後に
ご存知の通り、ペーパーバックの印刷コストは、本のページ数や印刷用紙によっても大きく変わりますので、ご自身で調べてみてください。
(今回、例として挙げたペーパーバックは、約130ページのプレミアムカラー印刷です。)
以上です。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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