少龍の本棚 No.8 薬屋のひとりごと

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小説
私は、ライトノベルも読むが、その中でもオススメなのがこの本。薬草以外、全く興味がない!好きな事にはとことん追求、他はあまり関心なし!な典型的なオタク理系中国風女の子の主人公が、舞台となる中国風の国で巻き起こる様々な事件を解決?していく物語。シリーズを通して、伏線があちこちに散りばめられていて、あ!そうだったのか!と、結構読み応えのある作品である。また、登場人物もなかなかにキャラクターが濃い。主人公を後宮の世話係に選出する絶対に何が裏がありそうな美しい宦官?や、絶対にこの人食えないなと思わせる王妃、娘と一部の人以外顔の判別ができない??主人公の父親など、くせが強すぎるキャラクターが豊富で、読んでて飽きない。そして、他人に興味がないはずの主人公が見せる、他の人を思いやる人間らしさとかも読んでてほろっとする。ミステリー好きは勿論、難しい本はちょっとという人にもオススメの一冊。
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