このESがダメな理由が分からない就活生は要注意!?

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就活生のみなさん、こんにちは。大手人気企業エンジニアのニールです。
まずはさっそく下記、ガクチカのESをご覧ください。みなさんはこのESを見てどのような感想を抱くでしょうか。※このESは私が妄想で書いています。

「私が学生時代に力を入れて取り組んだのは飲食店のアルバイトです。私が働いている飲食店は駅ちかでお客様の出入りが多く、回転率が重要になる店舗でした。ただ、グループ他店と比較するとお客様が来やすい環境にあるにもかかわらず売り上げが約5%低いという課題がありました。バイトリーダーを任されていた私は、この課題を解決するためにメンバーの得意不得意をコミュニケーションを通じて把握し、適材適所になるように状況をみながら配置することを意識するようにしました。最初は得意不得意な作業に偏りもありましたが、根気よくメンバーと連携しながら改善を続けていくことで店内作業がよりスムーズに行えるようになり、回転率が改善したことによって売り上げは10%アップして他店を上回ることができました。この経験から、周りの状況をよく観察してコミュニケーションを取ることが、チームの能力を引き出すうえで非常に重要であることを学びました。」文字数:396

いかがだったでしょうか。そんなに悪くないのでは、と思った方は要注意です。

ここから先ではこのESの何が良くないのか、どう書けばいい印象を持ってもらえるESにすることができるのかについて、解説していきたいと思います。本記事ではこれまでの私の経験から、「面接する側にあまり響かないESの特徴」「どうすればよくなるか」について解説していきたいと思います。これは下記私が出品しているサービスでも同様に指摘し、改善案を提案させていただいている内容になります。添削に頼り切らず、自力でよりよいESを作成できるようになりたい方はぜひ本記事を読んで、自らESの添削にチャレンジしてもらえたらと思っています。


◆自己紹介

本題の前に簡単に自己紹介しておきます。私は就活生時代、就職人気企業ランキング上位にランクインする一部上場企業3社にエントリーし、3社とも内定を貰っています。また、入社後は業務しながら就職希望の就活生のES添削や面接練習も実施しており、多くの就活生の内定をサポートしています。

◆目次

本記事では下記流れで説明していきます。
 ー就活生の多くがやりがちなミス
 ー何を意識して書けばいいのか
 ー面接を見据えたESを書くための手順

◆就活生の多くがやりがちなミス

さきほどのESは、正直ほぼすべての就活生が陥っていると思われるミスをしています。それは、”その人がどんな人なのか、どのように考えて行動するのか”が全く書かれていないことです。どういうことかというと、就活生がやったことや成果はもちろん大事なのですが、それをアピールされたところで面接する側からすると採用の判断をすることはできないです。例として提示したESで面接官が就活生に対して持つことのできる印象は、「バイトリーダーをしている」「メンバー配置を工夫して根気よく続けることで売り上げに貢献した」「コミュニケーションの大切さを学んだ」です。まとめると「リーダーになれて、コミュニケーションを通じて根気よく問題解決できる」ですが、正直仕事をするうえで個人プレーはほぼないので採用するならほぼ前提条件みたいなものです。従って、何をやったのかは分かるけど多くの就活生に埋もれて全く印象に残らないESという結果になってしまいます。

でもESはすでに396文字で、具体的な情報も含まれていて削れるところもなさそう、、、と思われた方、ここから先でどう表現していけばいいのか解説していきますので、自身のESをブラッシュアップするためにもぜひ見ていただけたらと思います。

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