【生涯平均1,000万円超え】本当に必要な保険について

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病気や怪我に備えて入る保険。もしもの時のために入っておいた方が安心ですが、必要以上の保険に加入してしまい家計を圧迫してしまっている人は多いんじゃないでしょうか。

日本人が生涯で支払う保険料額は1,000万円を超えていて、人生で2番目に高い買い物と言われています。

ですので今回の記事では「本当に必要な保険の考え方」について解説していきます。

日本人の平均保険料額

まず、1世帯当たりの年間保険料の平均は約38.2万円となっており、月平均にすると約32,000円です。

次に1人当たりの年間保険料は約19.6万円となっており、仮に20歳から80歳までの60年間払い続けたとしたら約1,176万円という金額になります。

ただあくまで平均額なので人によって支払額は変わってきますが、それでも多くの方が高い保険料を支払っているのが現状だと思います。

また年齢や結婚しているか、子供がいるかなどによっても大きく変わっていますので、詳細なデータを知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
(公財)生命保険文化センター生命保険に関する全国実態調査

本当に必要な保険の考え方

まず、必要な保険の計算式を作るとすればこんな感じになります。
生命保険の場合
生涯支出額-社会保険制度の給付額(遺族年金など)=生命保険等
医療保険の場合
 「治療費・入院費+仕事ができないことによる損失」-社会保険制度の給付額(傷病手当、高額医療費制度など)=医療保険
数万円単位までの詳細な金額を出すことは出来ませんが、大体の目安額を算出する事が大切です。

算出するのにあたっては「支出の把握」「社会保険制度の把握」「足りない部分を民間の保険で補う」の3つのステップで進める必要があります。

ステップ1,支出の把握
最も大事な部分です。この部分を把握していないと保険でどのくらいの保障が必要かが計算できません。

万が一亡くなってしまった時に残された家族が将来にわたって必要な資金や、怪我や病気になった際に必要な資金などを把握しておく必要があります。

この過程は時間や手間がかかり大変ですが、一度じっくり時間をかけて行いましょう。

ステップ2,社会保険制度の把握
次に考えないといけないのが社会保険制度による保障がどれくらいあるかです。国民全員が加入している「健康保険」や「公的年金」など、毎月高い社会保険料を取られているだけあって、社会保険だけでもそれなりの保障があります。

しかし意外とその保障内容すべてを知っていない人は多いです。この内容を知っていないと保険の必要保障額を考えられないのでしっかりと把握おきましょう。

人によっては保険に加入せずとも、この社会保障制度の保障だけでも足りる場合もあります。

ステップ3,足りない部分を民間の保険で補う
最後に社会保障制度の保障を差し引いたうえで、足りないと思う金額を補うために民間の「生命保険」や「医療保険」を検討していきましょう。

必ず入っておいた方がいい保険

そんな保険はありません。もし「必ず〇〇の保険は入りましょう!」みたいな意見を聞いたり、広告や記事を見たりしたら無視しましょう。

すべての保険はそれぞれ人によっては役に立ったり、お金を溝に捨てる結果になったりします。

入らない方がいい保険
保険にはそれぞれメリット・デメリットがあり一概にどれが良い悪いは言えませんが、「貯蓄型の保険」だけは加入しないことをお勧めします。

低金利の現在では「終身保険」や「年金保険」などの貯蓄型の保険は、リスクにあったメリットが無いと言えます。
※詳しくは別の記事で解説いたします。

注意すべき保険営業マンのセールストーク

多くの保険営業マンは歩合制の給料となっていて、契約を取ればとるだけ給料が上がる仕組みになっています。

もちろん加入者の事を第一に考えてくれる方はたくさんいらっしゃいますが、自分の成績だけを考えている方も多くいるのが事実です。

最後に保険の営業マンの方が良く使うセールストークを紹介したいと思います。

・社会人になったらとりあえず保険に入ろう
社会人になったからといって急いで入るべき保険なんてありません。
親御さんも騙されていて一緒になって勧めてくるのケースが多いので、このタイミングで人生2度目!?の反抗期を迎えましょう。
保険は自分でしっかり勉強してから加入すべきです。

・若いうちに加入すればお得ですよ
保険料の支払期間が長くなるので1回当たりの支払金額が少なくなるだけです。

・老後に備えて入っておきましょう
個人年金保険の口説き文句ですので無視しましょう。老後資金はまずiDeCoや積み立てNISAなどから始めることをお勧めします。

・高齢になっても更新できます、保証は一生涯
なぜ子供も自立し、現役世代に比べて残すべきお金が少ない高齢者に、高額な保障が必要なんでしょうか。毎回テレビのCMなどを観るたびに疑問に思います。死ぬまで高い保険料を払わせ続ける気なんでしょうか。

・あなたにピッタリな保険を選んできました
本音:私の成績が上がる保険を選んできました。

・新しい保険が出来ました。今までよりお得ですよ
金利が高い時代に加入した方は保険会社にとって「美味しくない客」です。
そんな加入者を上手く騙し別の保険に切り替えさせるといった、悪質な事例も多々あるようです。

・掛け捨ての保険は損ですよ
本音:掛け捨てでは私の成績が下がります。
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