〜お笑い芸人から学ぶ面接術〜 『なんだこの学生は!?』

記事
エンタメ・趣味
こんにちは!

今回は面接術についてお話ししようと思います!

面接は漫才?

~お笑い芸人学ぶ面接術~
私はお笑い・バラエティ鑑賞が趣味の一つとしてあるのですが、先日、これは就活面接に共通するものがある!という場面があったので共有しようと思います。

『掴み』について

~面接官を唸らせる『掴み』の魅力~
漫才では必ずと言っていいほど行われている、『掴み』というものをご存知でしょうか?

スタンドマイクに向かってコンビ芸人などが歩いてきて、『どーもー○○です。宜しくお願いします!』といった部分で言葉巧みに観客の心を掴む芸ですね。

この『掴み』がうまくハマるとお客様が一気に漫才師に注目し、その後の漫才と会場の雰囲気が波に乗っていきます。

この『掴み』、面接ではどうか?

皆さんは面接の最初で、面接官の気持ちを”掴め”ているでしょうか?

人は出会って3~5秒で決まるというようなメラビアンの法則ではありませんが、私は面接における最初の数分こそが、面接結果を左右する最も重要な時間だと考えています。

具体的に例を用いて説明いたします。

まずは次の文を読んでみてください。

面接官💁‍♂️:自己紹介を簡潔にどうぞ!

学生👦:『○○大学の××と申します。大学時代は馬術部に所属し全国優勝を目指して頑張っていました!本日はどうぞ宜しくお願いいたします。』

いかがでしょうか。至って普通の自己紹介だと思います。

では次の文はどうでしょうか?

面接官💁‍♂️:自己紹介を簡潔にどうぞ!

学生👦:『○○大学の××と申します。大学時代は馬術部に所属しておりました。
毎朝5時に起き、どんな悪天候の日でも自分の体に鞭を打ちながら、馬の世話を欠かさず、全国優勝のために走り続ける日々を過ごしてきました。本日はどうぞ宜しくお願いいたします。』

前の文より少し長いですが、違いがわかりますでしょうか?

結論、ここにおける違いは『イメージの共有と簡単なお笑い要素の挿入』をできたかどうかです。

前半の分では、全国優勝を目指して頑張っていたという抽象的でどのように頑張ったのかイメージがしにくいものになっています。

これでは面接官は話に引き込まれませんし、『ふむ、じゃあどう頑張ったかを聞いてやるか〜』と仕事モードに入ってしまいます。

しかし、後半の文では
『朝5時に起きて』←具体的
『どんな悪天候の日でも』←え、台風でも?笑
『自分に鞭を打つ』←競走馬じゃないんだから笑
『全国優勝のために走り続ける』←いや、あなたは馬でもないし、まして競走馬じゃないでしょ笑

どうでしょうか、
世間の馬に対するイメージを利用し、自分の頑張りを具体的かつ、嫌味なく伝えています。

これが面接における『掴み』です。

このような『掴み』を自己紹介で用いると、面接官は『お、なんか面白そうな奴がきたぞ、もっと話が聞きたいな』とワクワクしてくれます。
※全ての面接官がそうなる訳ではありません。

実は面接の最初で必ず行われる自己紹介で面接官の心を掴み、相手を仕事モードから解放させて、自分に没頭させることができたら、その後の面接はかなり楽に進みます。

なぜか?
掴みがうまくいくと、
→面接官が自分に興味を持っている状態になる
→気になったことをガンガン聞いてくれる(可能性が高まる)
→興味がある話&学生だから、最初から好感が持たれており、通してあげても良いかもという気持ちで面接が進む可能性が高い。

このような理想の流れが出来上がります。

もちろん掴みがうまくいっても、その後の質疑応答や話は期待外れの場合、出落ち感が出てしまい、残念な結果になってしまうことも多々あります。

逆に掴みが上手くできるのであれば、きちんと後半の流れを設計して面接対策をしていくことで、勝利の方程式を作り上げることができるのです。

私が『掴み』を大切にする理由

〜面接官はサラリーマンであり、人である〜

私達が面接をしていただく方々は仕事で面接をしています。
だからこそ、先輩方のお仕事の時間を少しでも仕事っぽくなく、楽しいトークの時間にすることができたら、自分も面接に(おそらく)合格してhappyですし、面接官も仕事を仕事だと感じない、お互いがwin-winな空間を作り上げることができると考えています。

これが理由で私は面接のファーストコンタクトの時間である自己紹介を全身全霊で行っていました笑

結果として、選考でお会いした何人かの面接官の方から『なんか面白そうだな、もっと話聞かせて!』さらに面接終了時には『今日はこれで終わりになっちゃったけど、また違う話も聞きたいな』と言われるようなことが何度かありました。

実際にそのような空気が作れた選考は、一度も落ちることなく、次のステージや内定に繋がりました!

『面接官と学生、お互いが面接を楽しめたら最高!」というのが、私が掴みや面接そのものを大切にしている理由です!


今回なぜこの記事を書いたのか?

~コミュ力抜群の同期達~
先日、同期内定者とオンライン飲み会をした際、総じて彼らのトークや自己紹介での掴みが秀逸で、まるで漫才のようで、これは面接も受かるわと思ったことがきっかけでした。

そして、これから多くの面接を控えている就活生にこの術を絶対にお伝えしたい!と思い、今回の記事を書くに至りました。

拙い記事でしたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

最後に、私が大好きな漫才の掴みをご紹介しておきます。
(漫才に興味がない方すみません)
こちらのブログではURLなどは貼れないので、文面で紹介いたします。
M-1グランプリ2017の決勝において、優勝したとろサーモンさんのネタです。

私の大好きな芸人さんで、特に掴みは本当に上手いなあと思います。

お時間のある方はぜひAmazonPrimeで本番の『2017年、M-1グランプリの決勝』を見ていただきたいです。
会場の雰囲気も凄いですが、漫才終了後に博多華丸・大吉さんがこの漫才の『掴み』に言及している場面があります。

実は、激戦と言われたこの年のM-1最終決戦で優勝の一因となったの『掴み』だったのです。

長く語ってしまいましたが、とにかく!
『掴みって最強!!掴みって大事!!』ということを知っていただけたら幸いです!

ではまた次のブログで!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す