睡眠がパフォーマンスへ与える影響

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今までのブログで十分な睡眠がパフォーマンスにポジテイブな影響を与えることが指摘されている。ほとんどが海外での研究で、睡眠自体の研究は、まだ解明されていまいことが多く、今後は新たな知見がどんどん出てくることだろう。

日本の研究でも睡眠が良質なパフォーマンスを発揮するための回復手段としての重要な習慣として認識されている(2021,齋藤他)。20 分間の短時間仮眠が日中の覚醒レベルの維持およびパフォーマンスの改善に効果的であるという Hayashi らの報告や,20分以上の仮眠では睡眠慣性が出現したとするBrooks & Lackの報告、大学生 119 名の短時間仮眠の記録 199 回から仮眠時間の延 長に伴い徐波睡眠の出現が増加したことを確認したうえで若年成人の短時間仮眠は 20 分以下にすることを推奨しているFushimi & Hayashiの報告等を参考にして,短時間の仮眠の設定時間を 20 分間としたとされ、20分程度の仮眠を取ることでパフォーマンスへの影響を研究したものがある。

また、大学生年代では7時間〜9時間の睡眠が推奨されておりアスリートの睡眠時間は7時間ほどで、非アスリートより短い傾向を報告されている。睡眠が延長されることでパフォーマンスが改善されるアスリートが存在することを示唆している。

別の研究では大学生アスリートに短時間の仮眠を取ることでのパフォーマンスに影響があるかを検証している。結果は眠気意識が低く、活気も有意に高かったと報告されている。やはり睡眠、特に日中は短時間の睡眠を取ることでパフォーマンスに何らかの影響があり、それはポジティブな影響として現れている。これは非アスリートの日常生活にも好影響があると想像できる。

夜の睡眠の質を高め、眠気を覚えるようならば日中でも短時間(20分程度)の仮眠を取ることでパフォーマンスにポジティブな影響が期待できる。ただし、長く眠ると逆効果が現れる報告もあり、睡眠の時間をコントロールすることが大切になってくる。

睡眠とパフォーマンスの関係性には個人差はあるので一概に結論づけすることのできない分野にはなるが、研究結果を信じるなら生活パターンを変えてみることで、新たな自分発見があるかもしれない。
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