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2020東京大会も終わり選手たちの、素晴らしい活躍で、多くのメダルを獲得し、我々に勇気と感動を与えてくれました。

しかし、脚光を浴びるメダリストの影に、ひっそりと敗者が存在します。五輪での負けは、五輪でしか取り返せない、と言いますが、3年後に迫ったパリ大会に向けて、すでにスタートを切った選手もいるでしょう。

勝者に注目が集まるのは、当然ですが、スポーツから感じて欲しいのは、そこまでの過程であり、取り組みです。近年の選手たちは精神論よりも理論構築をして、そこに向けたチャレンジステップを作りクリアして行くことが主流ではないでしょうか。データを取り、そこから成功に向けた道筋を探しています。

目標へのチャレンジの仕方も、やっていることは同じでも考え方に違いがあるように思います。女子バスケットボールチームの活躍は「ワクワク」しました。選手たちは練習の厳しさを感想として述べています。が、チーム作りのコンセプトを理解し、必要な取組と理解しているようでした。ラグビー日本代表でも、同様の感想を聞いたと思います。

対して女子バレーボールは、その反対で選手たちにチーム作りを理解してもらえなかった印象があります。戦術に、古い、新しいはないと思うのですが、みんなが信じて取り組むことができないのであれば、なんでも同じです。これは指導者の力量が試される場面になります。

常々、私は、チームは生もので鮮度が命だと考えています。個人競技でも通づる意識だと思いますが、腐った箇所があると、たちまち全てダメになります。そのため、細心の注意と時間をかけて選手を見極め、チームとの相性を探り選手選考をします。

選手でいられる時間は限られています。指導者の力量が選手の要望と合致していないとき、不幸な結果につながりやすいのは当然ですね。選手たちのパフォーマンスを最大化することが指導者の使命です。

選手も指導者も肉体的、精神的にギリギリの戦いの中で生きています。ストレスがないことはありません。和らげながら、メリハリをつけながら対応しています。自分がコントロールできること、できないことを、はっきり分けて無駄を省きます。一般の皆さんも取り入れてみてはいかがでしょうか。



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