豊かな人間関係を作るヒント その①

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コラム
アドラー心理学の創始者、アルフレッド・アドラーは
「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」と主張した。
個人で完結する悩み(内面の悩み)はなく、どんな悩みにも他者の影が介在していると。

私にはアドラーのいうように全てとは思えませんが、対人関係の重要性はもはや疑いの余地はないかと思います。
世の中お金と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、社会的な成功を収めても家族や友人を失い、他者を信頼できない方が幸福を感じられずにいるなんて事もあります。
アメリカの大富豪が慈善団体に多額の現金を寄付することで社会との繋がりを感じるのも、対人関係に重きを置いていることの1例かと思います。

あなたの悩みも、多くが人との関わりの中で生まれているものではないでしょうか?


さて、本題に入りましょう。
私が人間関係を豊かにするのに重要だと感じている一つが、
【相手に重要感をもたせる】ということです。

これは云わずと知れたD.カーネギーの名著『人を動かす』の中で出てくるものです。
私はこの本と出会った時に衝撃を受け、すでに7回以上読んでしまいました笑

人は誰もが特別でありたいと願い、相手からは大事に扱われたいと思うものです。自らの特別さを示すために非行の道へ走り、悪目立ちすることで自らの存在感を周囲にアピールする人もいるくらいです。

相手に重要感をもたせることは会社を辞めようとする部下を引き止める時にも大事だと思います。
「自分は大きな歯車の一部であり、代替の効く部品の一部にすぎない」と感じた人は自己の重要感をもてず、生き生きとした仕事はできないでしょう。

そんな人が辞職を相談してきたとき、
「あなたにしかできない仕事がある」
「この仕事を任せられるのは君だけだと私は思っている」等と、自分が特別だと思われていることを知ったならば、活力が蘇ることもあるかと思います。

これは職場に限らずあらゆる場面で汎用性のある真理だと思います。
なので、早速行動に移してみましょう!

家族や友人に、「あなたとだから私は笑顔でいられる」、「あなたのこんなところを私は尊敬している」と伝えましょう。

恥ずかしいですよね。でも、だからこそ相手は、滅多に他の誰からもそんな言葉はかけられない筈です。
慣れていなければ、やる気になった時にしかできないと思うので勢いで挑戦してみてください(^^)

ちなみに私は昨日、遠く離れている祖母に電話をしました。
コロナ禍で2年以上会えていない中、電話をしただけで大喜びでした。
電話をかけられるのは、日常のどこかで相手が自分の事を思っているんだと行動を通じて感じられるので、それだけでも重要感を満たしたのだと思います。

慣れない恥ずかしい言葉をかけるよりはハードルが低く、試しやすいかもしれませんね!


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