Kindle電子書籍「僕は殺人鬼が無罪になることを許せない: 精神障害者の無罪を主張する精神科医を問い質す」の表紙デザイン

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Kindle電子書籍「僕は殺人鬼が無罪になることを許せない: 精神障害者の無罪を主張する精神科医を問い質す」の表紙デザインをさせていただきました。

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書籍説明【amazonより引用】

 初めまして、水無優月(ペンネーム)と申します。簡単に自己紹介をさせて頂きます。私は、現役の精神科医で、これまでに十五年くらいの臨床経験があります。また、精神鑑定に関わる仕事を三年半くらいさせて頂いております。精神鑑定はいくつかの種類があるのですが、大まかに全ての種類をあわせると五十件以上を経験しております。
 精神鑑定の対象となった事件は、窃盗等の比較的軽いものから、殺人や放火といった非常に重いものまであります。また、裁判員裁判になった事件の精神鑑定もいくつか経験しました。

 本を書こうと思ったきっかけの一つは、裁判員裁判です。私は鑑定人として証人尋問のために出廷して、精神医学的にはどうなのか説明をさせて頂きました。専門的なことを説明するのは守備範囲ですが、そもそも精神障害って本当にあるのか?等といった率直でより根本的な質問を頂くことが多く、私自身考えさせられることも多かったからです。例えば、算数を子供に教えるとき、8+3=11、6+4=10といったことは教えやすいです。しかし、そもそも1+1は、なんで2なの?と子供に聞かれたとき、いや、そういうものだからと答えてしまい、なぜなのかうまく答えられないことがありました。調べてみると、1+1=2の数学的な証明は、実は難しいものであることがわかりました。この様に、私がわかっていると思っていることでも、基本的な質問、そもそもどうなのかといった質問、は非常に意義深く難しいものが多いです。
 また、必ずしも裁判員裁判として出席する立場でなくとも、あるネットのコメント欄等では、刑事事件のたびに、いろんなコメントが投稿されているのを拝見します。そこには、軽薄なものもありましたが、そもそも精神障害があるとなぜ無罪になることがあるのか?等といった根本的で本質的な質問や疑問というのも多くあふれていました。これらを拝見させて頂く中で、精神鑑定に関する根本的な疑問を抱いている方々が大勢いらっしゃるのではないかと思う様になりました。

 今回、精神鑑定に関して、根本的で本質的な質問に対して、これまでに得てきた知識や経験を総動員して、私なりに答えを示したいと思い執筆させていただきました。裁判員裁判が始まり、誰でも裁判員として参加しうる時代になっています。もし裁判員となれば、皆様の判断が、被告人の一生を決めることになります。それは、非常にストレスのかかることです。裁判員は、本来、辞退出来ないのですが、実際のところ、辞退する人が増えている傾向があります。ある日、急に通達が来て、時間をとられ、労力もかかり、そして普段の日常生活とは遠い内容で、見知らぬ人の人生を決めなければならないとなると、辞退したくなる気持ちもわからないわけではありません。しかし、裁判員の方々に求められていることは、専門的な知識や経験等ではなく、一般市民の感覚を司法の場に入れることが必要とされて導入された経緯があります。素朴な疑問や感覚というのをぶつけて頂くことこそが重要なことです。ただ、実際に裁判員となった時に、根本的なことを聞くと、何も知らないと馬鹿にされるのでは、専門外のことなので的外れなことを言ってしまうのでは等と考えると、聞きづらいということもあるかもしれません。また、専門家も、専門的なことを話すのは当然のことながら問題ないとしても、意外と根本的な質問にとまどってしまい、専門用語を並べて話し、本当は答えになっていないことを言っているだけで、終わらせてしまうこともあるかもしれません。
 このようなことから、できるだけ私なりに、一般市民の方々の意見を拝聴したり、拝見さしたりして得たそもそもどうなのかといった根本的で本質的な質問を、専門家にどんどんぶつけるというスタイルで本を書くことにしました。本書では、一般市民の方々の感覚に近い人物の役割を研修医に担わせて、司法精神医学の専門家を教授に担わせて、遠慮なくどんどん質問をぶつけていくというものにしました。
 少しでも、皆様のお役に立てることができましたら、幸いです。

目次
序文
第一章 何故、精神障害があると、人を殺しても無罪がありえるのか?
  精神障害と減刑についての疑念
  覚醒剤を投与された被害者の場合
  統合失調症に罹患した患者の場合
  覚醒剤注射の被害者と統合失調症の患者の類似点
第二章 精神障害はそもそも存在するのか?
 第一節 統合失調症は、存在するのか?そんな人、僕の周りにはいない。
  統合失調症の患者数
  精神疾患は理解しづらい
  統合失調症のド―パミン仮説
 第二節 うつ病は存在するのか?単なる甘えでは?
  統合失調症に並ぶ二大内因性精神病 気分障害(躁うつ病、うつ病)
  うつ病は、甘え?
  うつ病の診断過程
  うつ病と神経伝達物質
第三章 人が殺されているのに、誰も責任を問われないのはおかしくないか?
  精神症状があっても、本人の意思が全くないということはありえるのか?
  本人、家族、精神科医等の誰かの責任は、ないのか?
  病識があるのにも関わらず、内服を中断した場合の本人の責任は?
  精神障害者に対しては、刑罰より社会福祉の方が有用では?
  精神科医の責任は、ないのか?
  重罪を犯した精神障害者はどうなるのか?
  援助する家族がいなく、精神科に受診もしていない場合の責任は?
余談
後書き
参考文献

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