でき太くん三澤のひとりごと その42

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投稿 その42

「思い通りにならないこと」

生きていると、そういうことがありますよね。

みなさんはそういうときどのようにされていますか。

私の場合は、ちょっと気持ちを切り替えたり、捉え方を見直したりして乗り越えているように思います。

もちろんそれだけでは乗り越えられないこともありますが、「生きていれば思い通りにならないことがある」ということは、だれに教わるでもなく自然に自覚するようになり、その対応方法も自分のペースで少しずつ身につけてきたのだと思います。

振り返ってみると、私はその対応方法を遊びの中で身につけてきたように感じます。

遊びといっても、オンラインゲームのような屋内の遊びではなく、屋外での遊びです。

屋外は、夏であれば強い日差しと厳しい暑さ。

冬は寒く、凍えることもある。

晴れているときもあれば、曇りの日、雨の日もある。

屋外に出た時点でもうすでに自分の思い通りにはならないことばかりです。

癇癪を起こしても曇りが晴れになることはないですし、台風が自分のところだけを避けてくれることもありません。

どうがんばっても自然を変えることはできない。

思い通りにならない相手が自然という大きなものだと、もう順応するしか手立てがないのです。


こういうことを「遊び」という楽しいことから身につけていくことが、一番ストレスのない学びなのかなと思います。

自分が嫌いなことや、したくないことから「思い通りならないこと」の対処方法を学ぶのは、大人でもかなりストレスになるものですからね。


私が心配になるのは、「遊び」の多くが屋内で、オンラインゲームのようなものばかりしているお子さんのことです。

屋内は、屋外よりも「思い通りにならないこと」を回避しやすくなるからです。

暑い日、寒い日はエアコンをつければ温度を思い通りにできます。

晴れていても、雨が降っていても影響を受けることはほとんどありません。

そしてゲームは、自分の思い通りにならなければいつでも簡単にリセットできます。


毎日こういうことばかりを経験していて、はたして「思い通りにならないこと」に対応できるようになるのだろうか。


いつもストレスを回避できる環境にいて、はたして「思い通りにならないこと」に向き合えるのだろうか。


心も体も柔軟な子どものときに、日々遊びの中でちょっとだけ「思い通りにならないこと」を経験する。

この経験が自分の人生を支える大切な学びなのかなと思います。
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