でき太くん三澤のひとりごと 投稿 その34

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こんにちは、三澤です。

「慣れ」というのは不思議なものです。

最初は「辛い、キツイ」と思っていたことでも、その状態が続くと、次第にそれに慣れて問題なく対応できるようになってくるのです。

この「慣れた状態」というのは、私たちの精神、肉体が環境に適応できるように成長したともいえますよね。

ただその「辛い、キツイ」が、今の自分の限界をはるかに超えるようなプログラムだったりすると、長続きせず、それこそ三日坊主で終わってしまったり、そのプログラムに対してネガティヴな意識を持つようになり、能力開発どころの話ではなくなってしまいます。

逆に「辛い、キツイ」があるような、ないような、全く負荷なくスイスイスラスラできてしまうというのも、「慣れ」を必要とせず、成長はあまり期待できないでしょう。

そう考えると、私たちの能力や精神、肉体をさらに成長させていく上では、その「辛い、キツイ」をほどよく自分に取り込んでいくことがポイントとなるように思います。


近ごろお子さんの学習をサポートしていて感じることは、ちょっと負荷があるくらいの「辛い、キツイ」に対して、とても大きな負荷がかかっているように感じてしまい、それが継続できないケースが増えてきているということです。

これはもしかすると、少しでも思うように対応できないということを、子どもが強く自己否定に結びつけてしまっていることが要因のひとつかもしれません。

「辛い、キツイ」のは、自分がダメだからそう感じるのだと強く思い込んでしまっているのかもしれません。

とすると、私たちは子どもの成長に関わるひとりの人間として、物事の捉え方を根本から見直していく必要があると思うのです。

なぜなら、子どもは私たちの物事の捉え方、受け止め方の影響を少なからず受けている存在だからです。


冷静に考えれば、失敗のない人生というのはあり得ません。
今の自分にできないこと、今の自分にとって辛いことは山ほどあります。

それを私たちは、「自分の成長にとって必要なこと」「それによって自分は成長する」と捉えているでしょうか。

そもそも「辛い、キツイ」と捉えていること自体、見直すべきポイントなのではないか。

そう考えると、近ごろの子どもの変化は、近年の私たちの変化とも言えるかもしれません。

私たちが「辛い、キツイ」をどのように捉えていくのか。

これはこれからの子育てにおいて、とても大切なテーマであるように思います。














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