でき太くん三澤のひとりごと 投稿 その26

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投稿 その26

前回のひとりごとでは、素直にアドバイスを受け入れることができないお子さんについて書かせていただきましたが、これは子どもだけでなく、大人でもありますよね。

大人でも、「私はまちがっていない!」と肩に力をいれて、我が道をどんどん突き進んでいる人がいます。

人のアドバイスも聞かず、どんどん突き進む。
そういう人、いますよね。

これも勢いがあってよいのですが、それだけだとなかなかうまくいかないものです。

実は、私は思いっきりそういうタイプの人でした。

学生の頃は、尊敬している先生のもとで学習していたこともあり、自分で言うのもなんですが、私はとても素直だったと思います。

ですから、グングン成績は上がりました。

でも、社会に出てからその素直さがどこかに行ってしまい、ちょっと頑なで、自分の意見、経験のみを重視する生き方をしていたように思います。

とくにひどかったのは、この仕事をはじめて10年目くらいだったように思います。

10年となれば、それなりに経験もありますし、実績もついてきている。
そうなると、「私はまちがっていない!」という思いがさらに強くなり、この仕事に対するこだわりも強くなってきます。

お子さんの学習指導をさせていただく上では、そのような自信といいますか、経験に裏付けられた安心感のようなものは絶対に必要なのですが、これを仕事場での人間関係や、プライベートなどでも出し始めるとろくなことはありません。

この頑なさが邪魔になるのは、企画会議や、学習指導方針を話し合うときなどです。でき太では基本的に2人くらいの先生で相談をしながら指導方針を決めていきます。

その際には、じっくり時間をかけながら話し合いをするのですが、私は前述した通り「私はまちがっていない!」という頑なオヤジですから、もう一人の担当の意見は聞きはしますが、基本的には私の意見を通す。
それで概ね方針が決まっていきます。

ときにはもうひとりの担当がよいアイデアを出したとしても、「私の方針でいきましょうよ。それでうまくいくに決まっていますから」というように、自分の意見を通してきました。

そうすると当然のことながら、もう一人の担当からは新しいアイデア、意見などは出て来なくなります。

でも自分勝手な頑なオヤジは、もう一人の担当から新しいアイデアや意見が出ないのは、この仕事に対する思い入れが弱く、やる気がないからだと思うのです。

本当に勝手な人です。「私はまちがっていない!」、「自分が中心」ですから、まわりがよく見えていないのです。

私が意見が出にくい環境にしておきながら、「やる気がないから意見がでない」と勝手に思い込んでいるのですから始末がわるいです。

こういう状態が続くと結局私のワンマン経営になり、でき太くんは崩壊です。

そうなる前に気づいてよかったと今では思いますが、ひとりの自信や経験、実績など、これからの社会や子どもたちのことを考えたら、どうでもよいことです。

新しい意見ですばらしいものはどんどん取り入れていけばよいですし、それがもし経験のない社員からのものでも、良いものはすぐに取り入れればいい。
この部分で年功序列とか関係ないですね。

心しなやかに。
でも、芯は強く。

そういうところを目指したいですね。

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